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Numonyx社、組み込み市場向けに65nm NOR型フラッシュ2製品を発表

[2008年12月号]

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写真1 Numonyx社のGlen Hawk氏

 スイスNumonyx社は2008年10月、組み込み市場向けの65nm NOR型フラッシュメモリー2製品を発表した。1つは、「Numonyx StrataFlash H33(以下、H33)」で、主にパチンコ/スロットマシンなど日本のアミューズメント機器市場に向ける。もう1つは、「Numonyx Axcell M29EW(以下、M29EW)」で、高速なプログラミング(メモリーデータの書き換え)処理を必要とする組み込み製品のほか、セットトップボックス(STB)や通信機器などの用途に向けるという。

 H33は、読み出し負荷に対する耐久性を高めているほか、メモリー容量やパッケージをニーズに合わせて選択することが可能となっている。メモリー容量が1Gビットから8Gビットまでの製品があり、パッケージはSSOP70/BGA/LGAなどが用意されている。また、動作電圧は3.3Vで、バス幅は×16と×32の両方に対応している。

 Numonyx社は、「H33は、当社従来品『M18』の強化版であり、堅牢性に優れている。すでに業界で実績のあるMLC(Multi Level Cell)技術を採用することで高い信頼性も確保している。また、厳格なテスト環境においてストレステストや実動作バーインテストを実施しているので、ユーザーに対し、初期不良のリスクを大幅に低減して製品を供給することが可能になる」と説明している。

 同社バイスプレジデント兼エンベデッドビジネスグループ(EBG)担当ゼネラルマネジャのGlen Hawk氏(写真1)は、「H33は、当社にとって日本市場向けに特化した初めての製品であり、EBG日本事業部のチームが同製品の設計/開発を手掛けた」と説明する。その上で同氏は、「日本のパチンコ向けNOR型フラッシュメモリーの市場は数億米ドルの規模が見込まれている。今後は同市場でのベストサプライヤを目指す」と語った。同社は、すでにH33のサンプル出荷を開始しており、2008年12月からの量産開始を予定している。

 一方のM29EWは、セキュリティを強化した大容量メモリー製品ファミリ。同社従来品の「M29」では、メモリー容量が4Mビットから128Mビットまでであったが、今回発表したM29EWは256Mビットから2Gビットまで容量を拡大している。

 また、M29EWは1.5メガバイト/秒のプログラミング性能を実現している。さらに、不正や不注意による書き込みからシステムを保護するためのセキュリティ機能群に加え、IP(知的財産)保護のためのセキュリティ機能もオプションとして用意している。すでに256Mビット品についてはサンプル出荷を開始しており、ほかの大容量品についても順次サンプル出荷を開始する予定である。

(鉄井 亮一)



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