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圧電ブザーを利用したハーベスタ発電回路
[2008年07月号]
エネルギ収集(ハーベスタ)システムを利用すれば、熱や振動、RF波などを基に電力を生成することができる。ただし、残念ながら、生成できる電力の量は標準的な電池と比較すると極めて少ない。だが、今日の携帯機器はサイズとともに消費電力も格段に減少してきたことから、機器によっては電池による電力ではなく、ユーザーの周囲環境から収集したエネルギを基に生成した電力によって給電できる可能性が出てきた。例えば、ウォーキングやジョギングに伴って発生する振動エネルギを利用するのである。
本稿で紹介するのは、入手が容易な圧電ブザーの圧電効果を利用して、機械的振動を電気エネルギに変換する発電システムである。圧電ブザーの普通の使い方はAC電圧を印加して振動音を得るというものだが、本稿で紹介する回路では、それと逆のことを行う。つまり、振動をAC電圧に変換するのだ。このとき得られる電圧は、振動の周波数が圧電ブザーの共振周波数に一致するときに最大になる。
発電システムの構成は、図1に示すとおり簡単なものである。圧電ブザーは振動を受けるとAC電圧を発生する。この電圧をDC電圧に変換し、コンデンサに蓄積する。DC電圧への変換にはショットキーダイオード4個で構成したブリッジ整流回路を使用する。高い信頼性と高い効率を得るには、ショットキーダイオードとして、例えば米ON Semiconductor社の「1N5820」などのように、順方向電圧が小さく、逆バイアスでのリーク電流の少ないものを使用する必要がある。
本稿で紹介するのは、入手が容易な圧電ブザーの圧電効果を利用して、機械的振動を電気エネルギに変換する発電システムである。圧電ブザーの普通の使い方はAC電圧を印加して振動音を得るというものだが、本稿で紹介する回路では、それと逆のことを行う。つまり、振動をAC電圧に変換するのだ。このとき得られる電圧は、振動の周波数が圧電ブザーの共振周波数に一致するときに最大になる。
発電システムの構成は、図1に示すとおり簡単なものである。圧電ブザーは振動を受けるとAC電圧を発生する。この電圧をDC電圧に変換し、コンデンサに蓄積する。DC電圧への変換にはショットキーダイオード4個で構成したブリッジ整流回路を使用する。高い信頼性と高い効率を得るには、ショットキーダイオードとして、例えば米ON Semiconductor社の「1N5820」などのように、順方向電圧が小さく、逆バイアスでのリーク電流の少ないものを使用する必要がある。
一般に、ハーベスタシステムでは、少しずつのエネルギを長期間にわたって蓄積していく。そのため、蓄電には、例えば米Cooper Bussmann社の「PowerStor」(0.47F/2.5V)などの電気二重層キャパシタを利用することになる。キャパシタ容量を大きくすると充電に時間がかかるが、それは負荷に対し長時間にわたって電力を供給できることも意味する。電気二重層キャパシタは標準的な電解コンデンサよりも許容できる電圧がはるかに低い。そのため、許容値以上の電圧が加わらないよう、例えば「BZX85-C2V7」などのツェナーダイオードを図1のように並列に接続しておく必要がある。負荷が接続されると、電気二重層キャパシタは放電を始め、電圧が低下する。出力電圧を一定に保つには、米Maxim Integrated Products社の「MAX1675」などの昇圧型DC-DCコントローラICを使用する。昇圧型コントローラICを使用することにより、電気二重層キャパシタの電圧が低下した場合でも、コントローラICの入力下限電圧以上であれば安定した出力の供給が可能である。例えば、MAX1675の入力下限電圧は0.7Vとなっている。
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