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アバゴ、小型の光学式エンコーダと
デジタル照度センサーを発表
[2008年06月号]
アバゴ・テクノロジーは2008年4月に幕張メッセで開催された『第26回モータ技術展』において、産業用の3チャンネル光学式インクリメンタルエンコーダ「AEDx-8xxxシリーズ」、および小型デジタル照度センサー「APDS-9300」を発表した。
図1 光学式インクリメンタルエンコーダ「AEDx-8xxxシリーズ」
同社プロダクトマネージャの畑口俊也氏は、「以前はステッピングモーターなどにはエンコーダは不要であった。しかし、モーターの回転数を正確に把握したり、パルス制御を最適化することで低消費電力化を図ったりするために、エンコーダの需要が高まりつつある」と説明する。
AEDx-8xxxシリーズは、インデックスパルス出力を持つ3チャンネル(A、B、I)構成の製品で、2相および5相ステッピングモーター用途に適した200/400/500パルスの3種類の分解能に対応する。出力はノイズ耐性の高いRS422ラインドライバタイプで、5V単一電源で駆動できる。出力タイプは1.25mmピッチの8ピンコネクタで、シャフト径は2mmから最大5mmまでのモーターに対応している。最大応答周波数は200kHz、動作温度範囲は-40~100℃で、20mm(外径)×18mm(高さ)の小型化を実現している。
畑口氏は、「高精度な光学系とディテクタの1チップ化により小型化を実現した。LEDメーカーとして培ってきた技術がこの製品に生かされている」と説明する。また、同シリーズはモーターへの取り付け性も向上している。「専用の冶具を用いることで、20秒ほどでモーターに簡単に取り付けることができ、モーターメーカーだけでなくエンドユーザーでも扱うことが可能だ」(畑口氏)という。
図2 デジタル照度センサー「APDS-9300」
従来のアナログタイプの照度センサーは、出力がアナログであるため、広いダイナミックレンジでのノイズ対策や、A-D変換などの実装技術、設計ノウハウがないと利用できなかった。それに対し、同社プロダクトマネージャの齋藤城太郎氏は、「システムのI2Cバスに接続し、ソフトウエアを付け加えるだけでシステムに照度センサーの機能を持たせることができる」とAPDS-9300の特徴を説明する。
また、APDS-9300は補正用赤外照度センサーを備えており、白熱電灯などに含まれる赤外線成分を補正することで、人間の目に近い照度測定結果を得ることができるという。I2Cの割り込み機能を搭載しており、あらかじめユーザーが設定した照度の下限値もしくは上限値を超えると、バスに対し割り込みを発生させることができる。これにより、照度が一定の値を超えたときだけ、システムから照度測定結果を得るといったことが実現できるため、ソフトウエアなど、処理にかかわる部分の負荷も軽くなるという。
(鉄井 亮一)
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