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ルネサスがパワーデバイスの事業戦略を発表、
家電機器の3分野に注力
[2008年05月号]
写真1 ルネサス テクノロジ 業務執行役員 パワー・電源IC事業部長の志村 勲氏
ルネサス テクノロジ 業務執行役員 パワー・電源IC事業部長の志村 勲氏(写真1)は、説明会の冒頭、2007年から2013年までの各種半導体製品のCAGR(年平均成長率)を紹介した。それによれば、半導体全体のCAGRは約5%、フラッシュメモリーは約2%、マイコンは約5%。対して、パワーデバイスは、パソコン/サーバー向けが約11%、車載電装機器向けが約18%、フラットテレビなどの家電機器向けが約5%と、これら3つが高成長分野であるとし、同社が注力する背景を説明した。同社は、2007年度から2011年度のシェアを、パソコン/サーバー向けは10%から20%に、車載向けは5%から10%に、フラットテレビなどの家電製品向けは60%から70%に伸ばすことを目標とする。
この目標を達成するために、製造工程に関しては、6インチ(150mm)から8インチ(200mm)へと、ウェーハの大口径化を進める。2007年度には、ウェーハ枚数換算で、8インチ品が4万枚/月だったが、2011年度にはこれを7万枚/月まで伸ばす。また、組み立て工程に関しては、標準パッケージ品よりも小型化/設計容易化が可能なパッケージを採用した製品の比率を高める。具体的には、ハイサイド、ローサイドのMOSFETを1つにパッケージングした「WPAK-dual」や、ワイヤーボンディングを行わず直付け式とするワイヤレスパッケージ、ベアチップなどの形態の製品を、2007年の1億2000万個から2011年度には3億個まで増やす。
設計に関しては、顧客のシステムに対してデバイスの最適化を行うソリューション提供型のアプローチを強化する。これは、パワーデバイスの設計に用いている高精度な効率シミュレーションに顧客のシステム条件を盛り込み、個々のケースに対して最適な条件のデバイスを設計するというもの。また同社は以前からパワーデバイスの設計にDFM(design for manufacturability)の考え方を適用しており、「ここ3年ほど、ミス(マスクの作り直しなどによるTATの長期化)は一切発生していない」(志村氏)という。
(飴本 健)
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