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このページをホームページに登録第2部:国/地域によって異なる「リファレンス設計」の意義
リファレンス設計の性能は最大限とは限らない
Global Report4 Web限定記事7
[2007年12月号]
韓国においては、リファレンス設計を用いることが製品開発の成功を大きく左右している。リファレンス設計は開発期間を短縮することができる。その上、設計のリスクを最小限に抑え、最終応用製品の信頼性を高めることができるため、リファレンス設計に依存する度合いが急速に拡大している。近年、チップベンダーが提供するリファレンス設計の品質は大幅に向上した。使用部品の詳細仕様から完全な設計図面に至るまで、以前より詳しく多様な情報を提供している。チップベンダーが最終応用製品に必要なフォームファクタと実質上同一のリファレンス設計を提供する場合も多い。
韓国Samsung Electronics社の通信R&Dセンターで応用技術研究所の上席研究員を務めるJongowan Kim氏は「最近のリファレンス設計の品質は、ソフトウエア、ハードウエアの両面で非常に優れており、機能面での検証も完了している。今やリファレンス設計は、ほぼすべての製品開発において使用されるようになっている」と語る。
リファレンス設計は、設計チームが新たなチップまたはプロセッサを使ったプラットフォームへ移行しようとする場合にも役立つ。韓国Hyundai Autonet社のマルチメディアR&Dセンターでアシスタントマネジャを務めるSeongu Kim氏は「マイクロプロセッサをベースとした開発プロジェクトに取り組むのは初めてだったので、さまざまな困難に直面した」と語る。同社ではマイクロプロセッサのリファレンス設計を使用して韓国Hyundai Motor社向けの端末を開発している。「リファレンス設計はとても有用だった。しかし、設計各部の詳細な説明と適切なソフトウエアが欠けていた」とKim氏は話す。
韓国Kiryung Electronics社のR&Dセンターでハードウエアチームのアシスタントマネジャを務めるSeokjin Pang氏は、自動車用S-DMB(satellite-digital multimedia broadcasting)向けに、米Texas Instruments社の「TMS320DM270」をベースとしたリファレンス設計を使用している。「チップベンダーから提供されたデータは、基本部分を作り上げる際の参考として使うものであって、最終応用製品の多様性と実情を考えると、部分的な修正は避けられない。しかし、応用製品の種類にもよるが、リファレンス設計の使用率は50~90%に上っている」と言う。
リファレンス設計の進化により、メーカーの開発環境も大きく影響を受けている。またリファレンス設計の品質がチップ選定における重要な基準にもなっている。韓国LG Electronics社のモバイル通信研究所でチーフエンジニアを務めるDavid Yoon氏は、「製品寿命が短縮するにつれ、開発期間短縮への要求が強くなっている」と語る。そのために、「優れたリファレンス設計を使用すれば、開発期間を短縮するだけでなく、最小限の設計開発要員での製品開発が可能となるだろう。従って、企業にとってリファレンス設計は非常に重要なリソースである。リファレンス設計の高度な検証はすでに行われており、チップベンダーのノウハウも確認された状態なので、リファレンス設計を検討して、それを最大限に活用することは、設計者にとって非常に役立つ」と言う。
しかし、リファレンス設計はあくまでもチップに焦点を置いたデモボードであるために限界もある。韓国Pantech社で海外向けHSDPA(high speed downlink packet access)開発グループのシニアエンジニアを務めるKyung-Fan Shin氏は、「大部分のリファレンス設計では、実際に使用されるようなさまざまなケースに対応する試験を実施していない。その結果、適切に搭載されていない機能がある。そのために製品が使えなくなるような事態が頻繁に発生する。結局、設計を修正するか、別のチップセットを使用することがよくある。チップベンダーはもっと多様な環境下で検証を実施する必要がある」と語る。
韓国Samsung Electronics社の通信R&Dセンターで応用技術研究所の上席研究員を務めるJongowan Kim氏は「最近のリファレンス設計の品質は、ソフトウエア、ハードウエアの両面で非常に優れており、機能面での検証も完了している。今やリファレンス設計は、ほぼすべての製品開発において使用されるようになっている」と語る。
リファレンス設計は、設計チームが新たなチップまたはプロセッサを使ったプラットフォームへ移行しようとする場合にも役立つ。韓国Hyundai Autonet社のマルチメディアR&Dセンターでアシスタントマネジャを務めるSeongu Kim氏は「マイクロプロセッサをベースとした開発プロジェクトに取り組むのは初めてだったので、さまざまな困難に直面した」と語る。同社ではマイクロプロセッサのリファレンス設計を使用して韓国Hyundai Motor社向けの端末を開発している。「リファレンス設計はとても有用だった。しかし、設計各部の詳細な説明と適切なソフトウエアが欠けていた」とKim氏は話す。
韓国Kiryung Electronics社のR&Dセンターでハードウエアチームのアシスタントマネジャを務めるSeokjin Pang氏は、自動車用S-DMB(satellite-digital multimedia broadcasting)向けに、米Texas Instruments社の「TMS320DM270」をベースとしたリファレンス設計を使用している。「チップベンダーから提供されたデータは、基本部分を作り上げる際の参考として使うものであって、最終応用製品の多様性と実情を考えると、部分的な修正は避けられない。しかし、応用製品の種類にもよるが、リファレンス設計の使用率は50~90%に上っている」と言う。
リファレンス設計の進化により、メーカーの開発環境も大きく影響を受けている。またリファレンス設計の品質がチップ選定における重要な基準にもなっている。韓国LG Electronics社のモバイル通信研究所でチーフエンジニアを務めるDavid Yoon氏は、「製品寿命が短縮するにつれ、開発期間短縮への要求が強くなっている」と語る。そのために、「優れたリファレンス設計を使用すれば、開発期間を短縮するだけでなく、最小限の設計開発要員での製品開発が可能となるだろう。従って、企業にとってリファレンス設計は非常に重要なリソースである。リファレンス設計の高度な検証はすでに行われており、チップベンダーのノウハウも確認された状態なので、リファレンス設計を検討して、それを最大限に活用することは、設計者にとって非常に役立つ」と言う。
しかし、リファレンス設計はあくまでもチップに焦点を置いたデモボードであるために限界もある。韓国Pantech社で海外向けHSDPA(high speed downlink packet access)開発グループのシニアエンジニアを務めるKyung-Fan Shin氏は、「大部分のリファレンス設計では、実際に使用されるようなさまざまなケースに対応する試験を実施していない。その結果、適切に搭載されていない機能がある。そのために製品が使えなくなるような事態が頻繁に発生する。結局、設計を修正するか、別のチップセットを使用することがよくある。チップベンダーはもっと多様な環境下で検証を実施する必要がある」と語る。











