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Keithleyが4×4のMIMOに対応した
RF試験システムを発表

[2007年12月号]

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 米Keithley Instruments社は、最大4×4のMIMO(multiple input multiple output)に対応したRF試験システムと、そのRF試験システムを構成するRFベクトルシグナルアナライザ「2820」、RFベクトルシグナルジェネレータ「2920」を発表した。

図1 4×4のMIMOに対応したRF試験システム
図1 4×4のMIMOに対応したRF試験システム

 同RF試験システムは、RFベクトルシグナルアナライザの2820とRFベクトルシグナルジェネレータの2920、これら計測器の同期をとるMIMO同期ユニット「2895」、パソコン上で動作するMIMO信号解析ソフトウエアで構成される(図1)。RF試験システムを構成する2820と2920の数を変更することによって2×2や3×3、4×4などのMIMO構成に対応する。それにより対象とする測定要件に合わせたRF試験システムを構築できる。試験の対象となる通信方式に応じてMIMO信号解析ソフトウエアが提供されており、IEEE 802.11nに対応する解析ソフトウエア「280111」やIEEE 802.16e(モバイルWiMAX)に対応する解析ソフトウエアのリリースが予定されている。また、LTE(long term evolution)やUMB(ultra mobile broadband)に対応したソフトウエアも今後、提供される予定だ。主に、ワイヤレスLAN、WiMAX、携帯電話の研究/開発や、それらの製造設備に関する各種用途に向ける。

 価格と出荷時期は、2820が315万円からで出荷済み、2920が245万円からで出荷済み、2895が138万6000円で2007年12月1日、280111が133万円で2008年1月1日の予定である。

 同RF試験システムでは、同期ユニットの2895によって正確なトリガーやクロックが各2820/2920に供給される。それにより±1nsのサンプリングタイミングの同期と1ns未満のサンプリングジッター、1度未満のキャリア移送ジッターを実現している。高精度で再現性の高いRF試験が可能だという。

 RFベクトルシグナルアナライザの2820は、最大の測定バンド幅が40MHzで、最大の測定周波数が4GHzと6GHzの2つのコンフィギュレーションがある。500MHzで動作するDSPを用いたソフトウエア無線技術によって信号解析を実行しており、ソフトウエアを更新することで最新の通信方式に容易に対応できるという。また、このDSPにより高速な測定が可能で、1kHzのバンド幅でスペクトラム解析を行う際のスイープ速度は650MHz/sだ。単体の2820で解析可能な通信方式は、GSM(global system for mobile communications)やEDGE(enhanced data GSM environment)、W-CDMA(wideband code division multiple access)、IEEE 802.11a/bなど。

 RFベクトルシグナルジェネレータの2920は、最大の出力バンド幅が80MHzで、最大出力周波数が4GHzと6GHzの2つのコンフィギュレーションがある。出力可能な通信方式は、2820と同様である。

(小野 明久)

連絡先:ケースレーインスツルメンツ、info.jp@keithley.com



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