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今後が楽しみなセンサー応用技術

[2007年11月号]

By 馬本 隆綱 EDN Japan編集長
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 デジタル家電機器や情報通信機器の最新技術や新製品を一堂に集めた「CEATEC JAPAN 2007」が2007年10月初旬に開催されました。その中で目玉の1つとなったのが、厚さ約3mmというソニーの有機ELテレビをはじめとする超薄型テレビでした。また、CEATECに初めて日産自動車が出展したこともエポックメーキングなことではなかったでしょうか。

 本誌今月号では、エレクトロニクス産業や自動車産業の技術革新を支える電子部品/デバイスの最新技術に着目して紹介しています(pulse:「デジタルコンバージェンス」を支える部品技術を参照)。中でも特に目を引いたのがセンサー技術です。これまでは、プロセッサやメモリーなどの最新技術に注目が集まりがちでした。確かに、あらゆる機器に、高性能なプロセッサの搭載が進んだ結果、インテリジェント化された製品が登場してきました。しかし、いかに高機能/高性能な製品であっても、演算に用いるデータの精度が低かったり、情報量が十分でなかったりしたのでは、必要な制御が行えません。

 CEATEC会場の電子部品/デバイス関連企業のブースでは、自動車の予防安全機能を実現するための各種センサー/モジュール類の展示が目立っていました。また、微小の静電容量を検出する技術や静電容量センサーを応用したユーザーインターフェースを提案している企業も多く見受けられました。この種のユーザーインターフェースに注目が集まった理由の1つは米Apple社の「iPod」や「iPhone」が登場したことです。新たな入力デバイスによって、モバイル端末を中心とした機器の操作性が今後、どのように進化していくのか楽しみです。

 今号の「Incubator&Innovator」では、今年4月に専門職大学院を開校し、組み込み技術者の育成に取り組んでおられる東海大学の大原茂之氏に登場していただきました(「製品作りを支える組み込み技術者を育てる」を参照)。組み込み技術者に必要な専門知識に加えて、製品の企画力、市場調査能力そして管理能力を併せ持つ人材を育成していくそうです。組み込み技術はわが国が得意とする分野の1つですが、人材不足であることは否めません。iPodやiPhoneのような強い商品を企画/開発し、日本の将来を担っていけるような技術者を企業にどしどし送り出していただきたいと思っております。

(馬本 隆綱 t.mamoto@reedbusiness.jp

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