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タッチパネル制御機能を持つチップを容易に検証、
日本サイプレスのPSoCスタータキット

[2007年10月号]

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 日本サイプレスは2007年9月、プログラマブルSoC「PSoCデバイス」用のスタータキット「PSoC First Touch」を発売した。これを利用すれば、タッチパネルなどの制御機能を持つPSoCデバイスの設計や検証が容易に行える。価格は29.95米ドル。

図1 PSoC FirstTouchスタータキット
図1 PSoC FirstTouchスタータキット

 PSoC First Touchは、USBインターフェースを介してパソコンと接続するベースユニットと、ベースユニットから着脱可能なターゲットボードなどで構成される(図1)。ターゲットボードにはPSoCデバイスやタッチセンサー、LEDなどが実装されている。1つのターゲットボードには、4種類の基本設計のデモが用意されている。利用時には、まず同スタータキットに含まれている、USBメモリーの形状をしたボードをパソコンに装着する。その上で、添付のCD-ROMから、グラフィカルなユーザーインターフェースを備えた同社の設計ツール「PSoC Express」をインストールして使用する。

 PSoC First Touchでは、タッチセンサーや温度センサー、光センサーおよび近接センサーを利用したアプリケーション向けチップの開発と検証が行える。また、米Cypress Semiconductor社のウェブサイトにあるその他の設計サンプルをダウンロードして、チップの開発や評価を行うこともできる。

 例えば、静電容量の変化を利用して位置を検出する同社の「CapSense」技術を組み込んで設計したチップの検証では、ターゲットボードの端に組み込まれた静電容量方式のスライダを使い、指先の位置を検知してLEDに表示させることができる。同社によれば、CapSense技術を使ったタッチパネルは、携帯電話機やポータブルオーディオプレーヤ、デジタル家電機器などで採用が進んでいるという。

 同社のPSoCデバイスは、マイクロコントローラや、構成可能なアナログ回路/デジタル回路を1チップに統合している。アナログ機能モジュールとしてはオペアンプやA-Dコンバータ、D-Aコンバータ、フィルタなどがあり、デジタル機能としてはタイマーやカウンタなどがある。さらに、最大32Kバイトのフラッシュメモリーや2KバイトのSRAM、32ビットのアキュムレータ付き8×8乗算器、および電源、I2Cインターフェース回路など多くのライブラリが用意されている。これらを半導体ユーザーが組み合わせることで、プログラマブルなSoCを実現できる。

 また、PSoC Expressを用いることで、Cやアセンブリのコードを記述しなくてもGUI(graphical user interface)ベースでマイクロコントローラ内蔵チップを設計できる。

(馬本 隆綱)

連絡先:マーケティングコミュニケーション、03-5371-1921



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