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日本TI、車載オーディオ機器向け
D級アンプを量産出荷
[2007年10月号]
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2007年8月、車載用オーディオ機器向けにD級アンプ2品種の量産出荷を始めた。電力効率が90%と高く、従来のアナログアンプに比べて電力損失は1/7と少ない。米自動車メーカーなどが設立したAEC(Automotive Electronics Council:自動車向け電子部品評議会)が定めるICストレス試験を規定した「AEC-Q100グレード2」標準の認証を取得している。
D級アンプは、アナログアンプに比べて電力効率が高く発熱が少ないため機器の小型化が可能になるといった特徴から、DVDレコーダや液晶テレビなどのオーディオ回路で採用が進んでいる。しかし、カーオーディオ機器では、不要輻射(EMI)やAM受信妨害などの対策が必要になることもあり、これまではあまり使われてこなかった。
日本TIの新製品はこれらの課題を解決した。EMI対策としては出力段のFET駆動回路の設計を改良した。これによって、車載向け部品に要求される妨害特性の許容値および測定法を定めた「CISPR-25」をクリアした。AM受信妨害の問題については、スイッチング周波数を357kHz/417kHz/500kHzの3パターンの中から選択できるようにした。こうすることで、AM帯の受信周波数に応じて、内部のクロック発信回路でスイッチング周波数を切り替え、受信妨害を回避できるようにした。また、スピーカの断線などを検知して異常があることを内蔵のマイコンに伝える自己診断機能や、オーディオシステムを破損、過熱などから保護する機能を備えている。
D級アンプは、アナログアンプに比べて電力効率が高く発熱が少ないため機器の小型化が可能になるといった特徴から、DVDレコーダや液晶テレビなどのオーディオ回路で採用が進んでいる。しかし、カーオーディオ機器では、不要輻射(EMI)やAM受信妨害などの対策が必要になることもあり、これまではあまり使われてこなかった。
日本TIの新製品はこれらの課題を解決した。EMI対策としては出力段のFET駆動回路の設計を改良した。これによって、車載向け部品に要求される妨害特性の許容値および測定法を定めた「CISPR-25」をクリアした。AM受信妨害の問題については、スイッチング周波数を357kHz/417kHz/500kHzの3パターンの中から選択できるようにした。こうすることで、AM帯の受信周波数に応じて、内部のクロック発信回路でスイッチング周波数を切り替え、受信妨害を回避できるようにした。また、スピーカの断線などを検知して異常があることを内蔵のマイコンに伝える自己診断機能や、オーディオシステムを破損、過熱などから保護する機能を備えている。
図1 TAS5414の評価ボード
日本TIは今後の車載用D級アンプの製品計画について、「2007年末までには軽自動車や排気量が1000ccクラスの乗用車向けに低価格品のサンプル品を準備する。その後、高耐圧品でさらに大きな出力が得られる製品を用意していく」との方針を明らかにした。
インフォテインメント系と
安全系に注力
写真1 日本TIの岡野氏
日本市場においても、日本TIはこれまで日本の電装品メーカーに対して、デジアナ混載のカスタムLSIを1億個以上、キーレスエントリなどに使うRFIDを5000万個以上、カーオーディオ用のDSPやD-Aコンバータをそれぞれ1000万個以上、出荷した実績がある。さらに、茨城県の日本TI美浦工場内には製品解析ラボラトリを設け、自動車向け製品の不良解析などを迅速に行う体制を整えている。(馬本 隆綱)
連絡先:プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)、http://www.tij.co.jp/pic/











