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NXP社がシャープのマイコン事業
「Blue Streak」を買収

[2007年09月号]

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 オランダNXP Semiconductors社は、液晶コントローラ機能を内蔵したARMコアベースのマイクロコントローラ「Blue Streak」に関する一連の事業をシャープから買収したと2007年7月に発表した。今回の事業買収によりARMコアをベースとしたNXP社のマイクロコントローラ製品群は、新たに9品種増え、合計で50品種の品ぞろえとなった。

 NXP社でスタンダードICビジネスラインのバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャを務めるPierre-Yves Lesaicherre氏(写真)は日本で行った記者会見において、シャープの米子会社Sharp Microelectronics of the Americas社からBlue Streakビジネスを買収した狙いとして、「製品群の拡充、顧客の拡大、組み込みOSを含めたサポート体制の充実」の3点を挙げた。

 NXP社は今回の事業買収に関する費用などについては明らかにしていないが、Sharp Microelectronics of the Americas社から、同事業に関連していたマーケティングの専門家や設計技術者、ソフトウエア開発者、アプリケーションエンジニアなどがNXP社に移籍する。

 Lesaicherre氏は、Sharp Microelectronics of the Americas社が保有する組み込みOSのサポート技術や液晶コントローラ技術を高く評価している。今後開発していくマイクロコントローラにもこれらの技術を取り込んでいく計画である。例えば、組み込みOSとしてはすでにWindows CE 4.2/5.0やLinux、VxWorksなど主要な製品をサポートしているが、日本市場で多く採用されているμITRONについては現時点では未対応となっている。「日本の顧客からはμITRONのサポート要求が強い」(Lesaicherre氏)ことから、今後μITRONへの対応を前向きに検討していく考えである。

 NXP社の製品群に新たに加わった9品種は、ARM9コアベースの製品が2品種、ARM7コアベースの製品が7品種で、いずれも画素数が320×240ピクセルのQVGA液晶ディスプレイをサポートしている。

 この中には、タッチパネルやイーサーネットのインターフェースを内蔵した品種もある。これらの製品群は、小型の液晶ディスプレイを備えたPOS端末や携帯型医療機器などの用途に向けて販売していく。

 なお、Blue Streakに関しては会社のロゴが変更になるだけで、「部品番号や生産委託先、テスト手法、開発ツールなどは従来とまったく同じ」であることをLesaicherre氏は強調した。

(馬本 隆綱)

連絡先:NXPセミコンダクターズジャパン、semiconductors.japan@nxp.com



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