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日本TI、民生機器/ネットワーク機器向けの
クロックジェネレータ製品群を発表
[2007年09月号]
民生機器向けのCDCE9xx/CDCEL9xxは、コア部分の電源電圧を1.8Vとすることで低消費電力化を図ったシリーズ製品。IPセットトップボックスやIP電話、デジタルテレビ、ストリーミングメディアなどの用途に向ける。CDCE9xxシリーズの出力電圧は2.5Vまたは3.3Vで、CDCEL9xxシリーズの出力電圧は1.8Vである。内蔵するPLLの個数とクロック出力の数の違いにより、計8製品が用意されている(表1)。いずれも最大出力周波数は230MHzで、任意の周波数を設定できる。ジッター特性は、「CDCE949」でPLLを1個動作させた場合、標準値で60ps。また、VCXO(voltage controlled xtal oscillator)を内蔵しており、外部クロックとの同期をとることができる。さらに、EMI(electro magnetic interference)対策として用いられるスペクトラム拡散クロックにも対応する。
CDCE9xx/CDCEL9xxの特徴の1つは、I2Cインターフェースと内蔵のEEPROMにより、各種設定をプログラマブルに変更できる点である。出力周波数をはじめとする詳細を、I2Cインターフェースを用いたレジスタ設定によって行えることに加え、スペクトル拡散クロックの拡散タイプ(センター、ダウン)および拡散率、周波数の選択、出力端子の状態はEEPROMを用いて設定することが可能となっている。
CDCE949はすでに出荷中で、それ以外の製品は2007年内に供給を開始する予定だ。パッケージは20端子、16端子、14端子のTSSOP。
一方、ネットワーク機器向けのCDCE421はカットオフ周波数が50kHz~400kHzのプログラマブルループフィルタを内蔵したクロックジェネレータ。出力周波数範囲は10.9MHz~766.7MHz、875MHz~1.175GHzで、ジッター特性は0.38ps(代表値)を実現している。電源電圧は3.3Vで、出力レベルはLVDSとLVPECLに対応。LVDS出力では、100Ωの外付け抵抗で終端した場合、周波数範囲は400MHzまでとなる。消費電力はLVDS出力時で240mW、LVPECL出力時で300mW(いずれも標準値)。シリアルインターフェースと内蔵EEPROMにより、プログラマブル性を高めている。イーサーネット、Fibre Channel、PCI Express、SATAなどを利用する機器の用途に向ける。24端子のQFNパッケージで出荷中であり、1000個購入時の単価は7米ドル。水晶発振器メーカー向けにダイでの供給も行う。
また、CDCE421ファミリとして、表2に示した特定用途向けの7製品も用意されている。これらはいずれも固定周波数タイプの製品であり、EEPROMは内蔵していない。
CDCE9xx/CDCEL9xxシリーズ、CDCE421ファミリともに、評価ボードも提供されている。また、GUIによって各種設定が行える開発環境も用意されている。
(飴本 健)
連絡先:プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)、http://www.tij.co.jp/pic/
表1 CDCE9xx/CDCEL9xxシリーズの概要
表2 CDCE421のファミリ製品(固定周波数タイプ)











