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Stan Boland氏
英Icera社 社長兼CEO
HSDPA向けソリューションで、
日本の顧客を獲得
[2007年07月号]
ソフトバンクモバイルが2007年6月1日に発売したHSDPA(high speed downlink packet access)データカード「C01SI」に、ファブレス半導体メーカーのIcera社が開発したチップとソフトウエアモデムの技術が搭載された。Icera社の社長兼CEOを務めるStan Boland氏は「日本は携帯電話技術で最も先行し、品質面でも厳しい。その中で当社の先進技術が認められた」と語る。
Icera社は日本市場にどの程度食い込んでいるのか
2005年11月に日本のボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)と開発委託契約を結び、サンプル出荷を始めた。2006年1月にはSII(セイコーインスツル)とチップの供給契約を結んだ。
そして今回、ソフトバンクモバイルのC01SIに当社の製品が搭載された。C01SIを使うことでソフトバンクモバイルのネットワーク上で、最大3.6メガビット/秒の通信速度でデータのダウンロードが可能になる。
HSDPAのベースバンドチップに特化して開発してきたのはなぜか
Icera社のチップにはどのような特徴があるのか
従来のベースバンドチップは、複数のハードウエアブロックとそれぞれのハードウエアに対応した専用メモリーで構成されている。例えば、チップレートのハードウエアブロックやシンボルレートのDSP、デコーダハードウエアブロック、プロトコルスタックプロセッサなどがあり、それぞれにメモリーを組み合わせている。
これに対し、当社のDXP(Deep eXecution Processor)は、詳細は明かしていないが、複数のアルゴリズム処理を1つで行えるだけのパフォーマンスを備えている。内蔵するメモリーも単一で済む。べースバンドチップは信号処理を行うデジタルチップ、RFサブシステムとインターフェースを内蔵したアナログチップの2チップから成り、それをSiP(system in package)技術で1パッケージにしている。現在、デジタルチップは台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)社の90nmプロセスを用いて製造している。
チップとソフトウエアモデム(Adaptive Wireless)を組み合わせたソリューションの特徴は
2008年にはHSUPA(high speed uplink packet access)のネットワークにも対応するソフトウエアを提供していく。
今後の開発の計画は
日本での事業計画を教えてほしい
(聞き手=馬本 隆綱)











