アヴネット・ジャパン株式会社
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アヴネット・ジャパン株式会社


大手からデザイン制作会社までFPGAに注目


アヴネットジャパン(株)
ザイリンクス営業本部
AE /マーケティング部
シニアマネージャー
森山寛嗣氏

アヴネットジャパン(株)
ザイリンクス営業本部
西日本営業部
シニアマネージャー
大野晴之氏
 アヴネットジャパンがザイリンクスとともにET West に出展するのは昨年に次いで二度目となる。
 「昨年ET West に出展したところ、FPGAに対して非常に興味を持って来場する方が多く、東京でのイベントとは異なる感触を得た。関西には民生系を手がける大手家電メーカーが複数ある一方、組み込みという点では産業系、医療系など分野は多岐にわたる。また規模的にも大手から中小、なかには数名のデザイン設計会社まで裾野が広く、FPGAへのお客様の関心が高いので、今年も出展することを決めた」とアヴネットジャパン(株)ザイリンクス営業本部西日本営業部シニアマネージャーの大野晴之氏は語る。
 大手企業の場合、すでにFPGAを使っているケースが大半だが、中小企業の場合、これまでFPGA の経験がまったくないところも少なくない。しかし、組み込みの世界においても小型化、省電力化などが進むなか、SoC やFPGA などに注目せざるを得ない状況になっている。また大手企業からの請負で開発している会社もFPGAへの対応が必須となってきているようで、こうした点からも注目が集まっているのだ。
 このET West 2008 の事前登録制となるFPGAトラックではアヴネットが2 つのセッションを予定しているが、そのうちの一つはユーザーである島津製作所の事例発表となる。具体的には「ユーザの立場からのFPGA 採用の利点と今後のFPGA に期待すること~医用機器設計事例でのFPGA 採用における考察~」というものだが、実事例とあって多くのユーザーの参考になりそうだ。

ザイリンクスと強力なタッグを組むアヴネット

 ところで今年のET Westザイリンクスブースの幹事はアヴネットジャパンがとり行う。「アヴネットはワールドワイドでザイリンクスと強力なパートナーシップを築いており、ザイリンクスの売り上げの約8 割がアヴネットを通じてのものとなっている。この関係を基に関西での ビジネス強化を推し進めるために、今回のET West はザイリンクスと共同での出展となった」と語るのはアヴネットジャパン(株)のザイリンクス営業本部AE/マーケティング部シニアマネージャーの森山寛嗣氏だ。
 アヴネットの場合、単に販売しているだけでなく、お客さまの試作設計に便利なザイリンクスデバイス評価ボード製品を数多くマーケットにリリースしている、というのも大きなポイントだ。さらにアヴネットが取り扱う最新チップを使った最新のシステムソリューションを作り、モジュールボードなどとして提供しているのも大きな強みだ。ディストリビュータとして各メーカーとの連携が深いアヴネットだからこそできるソリューション提供といえるだろう。
 もう一つアヴネットの大きな強みとなるのが、ビジネスマイグレーションというものだ。つまりワールドワイドでのサプライチェーン・マネジメントである。例えば関西で設計したものを、国内で生産するのはもちろんのこと、中国やインド、メキシコなど海外で生産するといった場合でも問題なく部材を提供するとともに、技術的なサポートができる点も見逃せない。

FPGA経験のない企業には、既存顧客を紹介

 すでにFPGAでの設計を経験しているユーザーであれば、最新のデバイス、最新のツールを提供することで、すぐに開発に着手することができるが、経験のない場合、どうすればいいのだろうか。
 「そのような場合、アヴネットジャパンとして、FPGA設計経験の豊富な専門性の高いお客様をデザインセンターとして紹介している。分野も多岐にわたるなか、専門性の高い設計会社を紹介することで、より確実、迅速な開発が可能になるのだ。こうすることで、ユーザー、設計会社、当社の三者がお互いにビジネスパートナーとしての関係を築くことができる」(大野氏)。
 アヴネットジャパン自身が開発を請け負うのではなく、大手メーカーのデザイン部門や大手メーカーの開発子会社などが設計を行うというわけだ。同社では、顧客でもあるこうした会社とのパートナーシップがあるため、分野に応じた的確な企業をデザインセンターとして紹介できるのである。
 すでに、こうしたデザインセンターは国内に多数あるが、関西や九州などにもあるため、関西圏を中心とする西日本のユーザーにとっては大きな安心材料になるだろう。
 さらに、ザイリンクス社がリリースするリファレンスデザイン以外に、ひとつの差異化戦略として、アヴネットジャパン独自で開発したEthernet カメラや2Dグラフィックスのシステム、FPGA 組み込みLinux システムなどのリファレンスデザインを、アヴネットジャパンの顧客に無償で提供している。ちなみにLinuxシステムのソリューションは昨年のETWest で展示をして非常に好評であったシステムであり、即組み込みシステムで利用できる強力なソリューションといえるだろう。
 これからFPGAを採用していこうという企業にとっては、こうしたリファレンスデザインを活用するのも一つの手段だ。

展示の目玉は新製品と信号処理

 今回のザイリンクスとアヴネットジャパンの共同ブースにおける展示の目玉となるのは、新製品であるVirtex-5 FXTFPGA のデモだ。内部には組み込み用プロセッサとして大きな実績を持つPowerPC440を搭載するとともに、高速6.5GbpsのRocketIO GTXトランシーバを備えた業界初のFPGAだ。関西エリアではこれが初のデモとなる。


図1 Virtex-5 FXT 用評価ボード

 またSpartan-3A DSPのデモも行われる予定で、こちらは映像のリアルタイムでのデジタル信号処理の事例紹介となる。具体的には「People Tracking」というもので、カメラに映し出された人の画像を、FPGAに搭載したカルマンフィルタで認識させ、その他の画像処理を米MathWorks社のMATLAB、Simulink を使いハードウエア協調シミュレーションを実現するというものだ。


図2 Spartan-3A DSP用評価ボード

 もちろん、これらのデモだけでなく、各種製品群、開発ツール群の紹介も行っているので、まずはこのブースに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

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