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赤色面発光レーザーで1Gbpsの伝送を実現
——『ALPS SHOW 2008』から(その2)

[issued: 2008.09.29]

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短距離光通信トランシーバ
写真1 アルプス電気の短距離光通信
トランシーバ(クリックで拡大)

左から、MOST25対応品、MOST150対応のソケットタイプ、MOST150対応の表面実装
タイプ。

 アルプス電気は2008年9月、都内で開催したプライベートショー『ALPS SHOW 2008』において、赤色面発光レーザー(VCSEL)を使って1ギガビット/秒(Gbps)の伝送速度を実現した短距離光通信トランシーバを展示した(写真1)。

 展示品は、欧州を中心に策定されている車載マルチメディア通信規格のMOSTに準拠している。規格化が完了している伝送速度が25メガビット/秒のMOST25に対応した新製品とともに、規格策定中の伝送速度が150メガビット/秒のMOST150に対応した製品も参考展示した。MOST150対応品には、MOST25対応品と同じソケットタイプのものと、直接光ファイバを差し込める表面実装タイプのものがある。表面実装タイプのMOST150対応品を使って、1.25ギガビット/秒の光通信が行われている様子を波形モニターで見せるデモンストレーションも行った。

 光通信トランシーバのレーザー光源として、面発光レーザーの利用が広がっているが、現行製品の多くは伝送速度を確保するために赤外域である波長850nmのレーザーを利用している。一方、波長650nmの赤色面発光レーザーを使えば、安価なアクリル系のプラスチック光ファイバが利用できるものの、波長850nmのレーザーに比べて通信速度で劣ることが課題となっていた。「赤色面発光レーザーを使った光通信トランシーバで、1ギガビット/秒の伝送速度を達成したのは業界初になるだろう。MOST150の150メガビット/秒という値に対して、オーバースペックのように感じられるかもしれないが、車載仕様の厳しい要求に最終的に対応できるようにするには、1ギガビット/秒というポテンシャルが必要だ」(アルプス電気)という。

(朴 尚洙)

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