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ルネサス、組み込み型カーナビ用に
低価格帯ラインアップを追加

[issued: 2008.09.12]

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 ルネサス テクノロジは2008年9月、カーナビなどの車載情報端末向けのSoC(System on Chip)「SH-Naviシリーズ」の低価格帯ラインアップとして「SH-NaviJシリーズ」を追加、その第1弾製品として「SH77721」を開発した。主に、自動車メーカーの純正品などミドルレンジからローエンドの組み込み型カーナビ機器の用途に向ける。同月末に、サンプル出荷とシステム開発用のリファレンスプラットフォームの提供を開始する。サンプル価格は5000円。

 SH77721は、32ビットプロセッサコア「SH-4A」を採用したハイエンドカーナビ用のSH-Naviシリーズの基本アーキテクチャを生かしながら、機能を絞り込むことにより、ミドルレンジ以下の組み込み型カーナビなどを狙った製品である。SH-Naviシリーズにも搭載されている独自開発の「地図描画用グラフィックスエンジン」により、高度な3D表示が可能。DDR2 SDRAM(Double-Data-Rate 2 Synchronous DRAM)用のインターフェースを16ビットバスとすることにより、外付けメモリーモジュールを1個接続するだけでも3Dグラフィックス機能を利用できるようになった。最大動作周波数は333MHz、CPU処理性能は599MIPS(1MIPSは1秒当たり100万命令)。また、開発効率を向上したりグラフィックス性能を引き出したりするのに役立つグラフィックスライブラリを、2008年10月からサンプル提供する予定。

 ルネサスは2004年2月に、SH-Naviシリーズの第1弾製品として、最大動作周波数400MHz、CPU処理性能720MIPSの「SH7770」を発表した。SH77721は、90nmプロセスの適用と、サウンドインターフェースやDMAC(Direct Memory Access Controller)のチャンネル数の削減といった機能の絞り込みにより、SH7770と同等の処理性能を持ちながら、低価格化と小型化を実現した。SH7770は、サンプル価格が8000円、パッケージは520端子BGAでサイズは33mm×33mmだったが、SH77721は、サンプル価格が5000円、パッケージは440端子BGAでサイズは23mm×23mmとなっている。また、SH77721は、SH7770にはなかったSDカードホストインターフェースなど現行のカーナビで必須とされる周辺機能インターフェースも内蔵している。

 ルネサスは、今回の発表により、ハイエンドのカーナビ向けにはマルチコア化も予定しているSH-Naviシリーズ、ミドルレンジからローエンドのカーナビ向けにはSH-NaviJシリーズ、さらに低価格なナビゲーション機器であるPND(Personal Navigation Device)向けには携帯電話機向けプロセッサSH-Mobileベースの「SH-MobileRシリーズ」と、カーナビの価格帯別に最適なラインアップがそろったとしている。

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