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2008年第3四半期のDRAM市場が再び下降の兆し、
回復は2009年後半か

——iSuppli社の報告から

[issued: 2008.08.07]

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 米iSuppli社は、「DRAM市場は2008年第2四半期に緩やかではあるが回復の兆しを見せた。しかし、在庫が増加することで価格が下落し、第3四半期には再び市場が下降する兆候が見られる」と警告している。

 iSuppli社によると、「われわれは2008年4月末、DRAMメーカーの短期的な見通しの評価を『ネガティブ』から『ニュートラル』へと格上げした。その後、DRAM市場は底を打ち、DRAMメーカーの2008年第2四半期の利益率は改善した。複数の大手DRAMメーカーは、数カ月間続いていた赤字経営から脱却して黒字に転じた。この傾向は2008年第3四半期も続くものと予測していた」という。

 ところが、同社の最新レポートによると、「DRAM市場に再び危険な兆候が現われている。2008年8~9月のDRAM価格は低下すると見られる。問題は価格がどの程度まで下がるかということだ」と指摘している。

 iSuppli社のディレクタ兼メモリーIC部門の主席アナリストであるNam Hyung Kim氏は、「DRAMの平均価格は、現在の水準から2008年第3四半期末までに10%以上下落すると予想される。販売業者やパソコンOEM企業での在庫水準が上昇しており、また世界経済の状況が買い手側の不確実性を肥大化させていることがその要因である」と述べている。

 また、2008年第2四半期にDRAMの出荷数が予想以上に増加したことも、第3四半期に価格の低下を招く要因になると考えられるという。「2008年第2四半期におけるDRAMの出荷数は前期比で15%増となり、当初予測を上回った」(iSuppli社)という。Kim氏は、「出荷数の増加幅が予想以上に大きかったことは、過剰在庫がDRAMメーカーから買い手側に移ることを意味している」としている。

 iSuppli社は、「2009年におけるDRAM向け半導体ウェーハの生産量は、2007年の40%増と比べると小幅の10%増になる」と予測している。さらに同社は、「大手DRAMメーカーである韓国Samsung Electronics社や韓国Hynix Semiconductor社は、65nm以下の製造プロセスへの移行を積極的に進めている。両社の生産量が増大することにより供給過剰のリスクはさらに高まり、在庫過多の状況は2009年上半期まで続くと見られる。DRAM市場が回復するのは2009年後半になる可能性がある」との見方を示している。

(Electronic News)

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