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消費電力を500mW以下に抑えた浮動小数点DSP/
アプリケーションプロセッサ

[issued: 2008.10.09]

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低消費電力の浮動小数点DSP/アプリケーションプロセッサ(クリックで拡大)

 日本テキサス・インスツルメンツ(以下、日本TI)は2008年10月、浮動小数点DSP「TMS320C6745(以下、C6745)」と「TMS320C6747(以下、C6747)」、浮動小数点アプリケーションプロセッサ「OMAP-L137」を発表した。いずれも、同社のDSPコア「C674x」をベースにした製品で、「C64x+」や「C67x+」とDSPコアベースでコード互換性があるため、容易にコードを移行することができるという。低消費電力化を実現していることが特徴の1つで、スタンバイ時の消費電力は、3製品とも同社従来品の1/2となる62mWに抑えた。また、例えば、25℃、300MHzでDSPが70%稼働している場合においては、従来品の1/3程度に消費電力を抑えたという。具体的にはC6745/C6747が470mWで、OMAP-L137が490mWである。

 周辺機器は、USB 1.1/2.0やMMC(マルチメディアカード)/SD用インターフェース、10ギガビット/秒または100ギガビット/秒のEthernet MAC(Media Access Controller)などを内蔵している。このため、高速データ転送やインターネットの接続に要求されるさまざまなアプリケーションなどにも応用できるという。

 C6745の動作周波数は300MHz。最大16個のシリアライザとFIFO(First in First out)バッファを備えたMcASP(Multichannel Audio Serial Port)を搭載している。また、NAND/NOR型フラッシュメモリー向けの8ビットEMIFA(External Memory Interfaces Asynchronous)とSDRAM型向けの16ビットEMIFB(External Memory Interfaces B)を内蔵している。

 C6747は、C6745の機能に加え、128KバイトのRAMを追加している。また、EMIFAは16ビットに、EMIFBは32ビットにアップグレードが可能である。さらに、液晶ディスプレイコントローラを搭載しており、QVGA(Quarter VGA:解像度320×240)ディスプレイなどに対応した機能を追加することができるという。

 OMAP-L137は、C674xと英ARM社のプロセッサコア「ARM9」を搭載しており、米Wind River Systems社の「VxWorks」や「Windows CE」、LinuxなどのOSを組み込むことができるという。各コアの動作周波数は最大300MHzである。なお、OMAP-L137はC6747と端子互換性がある。

 いずれの製品もすでに受注を開始しており、100個購入時の単価はC6745が10.41米ドル、C6747が11.72米ドル、OMAP-L137が18.93米ドルである。また、C6747/OMAP-L137に関しては、Linuxと日本TIの「DSP/BIOSカーネル」に対応したスターターキットを提供している。スターターキットの参考価格は5万2290円である。

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