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高速なデータ書き換えが可能な90nm相変化メモリー
——『CEATEC JAPAN 2008』から

[issued: 2008.10.02]

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デモに使われたボード
写真1 デモに使われたボード
PCMとNOR型フラッシュメモリーでデータの書き換え時間を比較している。左にあるのは、現在PCMの製造に用いられている200mmウェーハ。
比較結果を表示した画面
写真2 比較結果を表示した画面
PCMは、NOR型フラッシュメモリーに対して30倍以上高速な書き換えを実現する。

 スイスNumonyx社は『CEATEC JAPAN 2008』において、90nmプロセスで製造した128Mビットの相変化メモリー(PCM:Phase Change Memory)を出展し、同デバイスに対するデータ書き換えのデモを行った。同社は200mmウェーハを用いてPCMを製造しており、すでにサンプル出荷を開始している。

 Numonyx社は、128Mビットの同社製PCMと128Mビットの既存NOR型フラッシュメモリー(米Intel社製)を用いて、画像のリフレッシュに要する時間を比較し、PCMのデータ書き換え時間が大幅に短縮できることをアピールした。

 同社説明員によると、「フラッシュメモリーは、データの書き換えの際にブロック単位の大きなエリアのデータをイレース(消去)してから、新たにデータを書き込む必要がある。そのため処理時間が長くなる。それに対し、PCMではビットごとにデータを上書きすることが可能であり、データの書き換えに要する時間を大幅に短縮することができる」という。

 実際に同社が行っていたデモでは、パソコン上の画像をリフレッシュするのに、NOR型フラッシュメモリーでは1分30秒ほどを要していた。それに対し、PCMでは3秒弱ほどで済み、30倍以上高速なデータ書き込みを実現していた。

 なお、同社はPCMの将来性について、「当面はNOR型フラッシュメモリーの置き換えを目指し、将来的にはNAND型フラッシュメモリーの置き換えも狙う」としている。

(鉄井 亮一)

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