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ドライブとプレーヤの機能を集積した
Blu-ray用のシステムLSI、NECエレが発表
[issued: 2008.07.16]
ドライブとプレーヤの機能を1チップ化した「EMMA3PF」
Blu-rayディスクプレーヤのシステムは、主にドライブ部とプレーヤ部の2つのユニットで構成される。同社は2008年6月に、ドライブ部におけるアナログ処理機能とデジタル処理機能を1チップに集積した「SCOMBO/UM2」シリーズを発表、同年7月には、プレーヤ部においてBlu-rayディスクに記録されている映像/音楽データの再生機能や画像、グラフィックス表示機能などを1チップに集積した「EMMA3P」を発表していた。
今回発表したEMMA3PFは、SCOMBO/UM2Pのドライブ部の機能とEMMA3Pのプレーヤ部の機能を統合している。これにより、Blu-rayディスクから読み出したアナログデータのデジタルデータ変換、符号化された映像/音声のデジタルデータを復号化、HDMI(high definition multimedia interface)によるテレビ出力まで、1つのチップで実現することが可能である。Blu-rayディスクの最新規格「BD-ROM Profile 2.0」に対応しており、映像の2画面再生や高品質な音声の再生、追加コンテンツをダウンロードするためのネットワーク接続が行える。
内部機能ユニットは、アプリケーションプロセッサとして64ビットの「VR5500」(655DMIPS)と32ビットの「MIPS32」(495DMIPS)を搭載したデュアルCPU構成となっており、合計で1150DMIPSを達成している。「32ビットのCPUでAV系のリアルタイム処理を行い、64ビットのCPUではアプリケーションの処理を行う。重いアプリケーションを動かしているときでも、AV系のリアルタイム処理に影響を与えないシステムとなっている」(同社第二SOCシステム事業部長の板垣克彦氏)という。
このほか、グラフィックス処理用のアクセラレータや静止画デコーダなども内蔵しており、プレーヤの高速起動や操作性の向上を実現する。また、UMA(unified memory architecture)によって外付けメモリーを統合、USB2.0 ホストコントローラも内蔵している。これにより、従来品を組み合わせた場合と比べて実装面積を50%削減でき、部品コストの低減にも貢献するという。
同社はBlu-ray向けシステムLSIの市場において、EMMA製品で2008年度に40%のシェア、2010年度には50%以上のシェア獲得を目指すという。また、EMMA製品とSCOMBO製品の売り上げ目標としては、「2008年度に200億円、2010年度には400億円を見込んでいる」(板垣氏)とした。
(鉄井 亮一)
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