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大容量メモリーや多数のペリフェラルに対応した
8ビットマイコン

[issued: 2008.07.01]

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内部構成
図1 STM8Sの内部構成

 スイスSTMicroelectronics社(以下、ST社)は2008年6月、次世代の「STM8」コアを採用した8ビットマイコンファミリ「STM8S」を発表した(図1)。産業機器や家電機器の用途に向ける。

 STM8コアは、32ビットのメモリーインターフェースを備え、3ステージのパイプライン構成を持つ。処理速度は、動作周波数が24MHzの場合で20MIPS(1MIPSは1秒当たり100万命令の処理能力)を実現した。スタックポインタと、16ビットのインデックスレジスタによってテーブル操作を強化するとともに、16Mバイトのリニアアドレス空間によって、64Kバイトを超えるページング操作の効率を向上させた。また、4Kバイト~128Kバイトの大容量フラッシュメモリーや、最大2KバイトのEEPROM、最大2KバイトのSRAMも搭載できる。このEEPROMは、リアルタイムRWW(read while write)機能を備えており、最少30万回の書き込みサイクルを実現する。

 このほか、16MHzのRC発振器やPOR(power on reset)機能、電圧低下に対する自動リセット機能であるBOR(brown out reset:ブラウンアウトリセット)機能などを内蔵している。これにより外部クロック源や外部リセット回路が不要となり、実装面積や部品点数を低減することが可能だという。

 STM8Sファミリは、ファミリ内でソフトウエアとパッケージの互換性がある。加えて、SPI(serial peripheral interface)やI2、CAN(controller area network) 2.0Bといったインターフェースなどのペリフェラルも、ST社の32ビットマイコンである「STM32」シリーズを含むほかのマイコンファミリと互換性を持っている。

 STM8Sファミリは、32~80端子のLQFPや20~48端子のQFN、20端子のTSSOPなど、多様なパッケージで提供される。単価の一例は、32Kバイトのフラッシュメモリーを搭載し、32端子のLQFPに実装された製品の場合、10万個購入時で0.75米ドル未満。現在、サンプル出荷中である。

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