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アナログ/デジタル処理を1チップに集約した
Blu-ray向けシステムLSI、NECエレが発表

[issued: 2008.06.23]

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SCOMBO/UM2A
Blu-ray向けシステムLSI「SCOMBO/UM2A」

 NECエレクトロニクスは、Blu-rayディスクへの記録/再生機能を1チップ化したシステムLSI「SCOMBO(エスコンボ)/UM2A」を製品化、サンプル出荷を開始したと発表した。

 SCOMBO/UM2Aは、Blu-rayディスクおよび現行のDVDディスクに対応したパソコン向け光ディスク駆動装置や家庭用録画/再生機器に用いるシステムLSIである。同製品の最大の特徴は、光ピックアップを制御するアナログ処理回路をデジタル化し、データ変復調やエラー訂正を行うデジタル処理回路と併せて1チップに集積している点である。従来、DSPチップとアナログ信号処理チップで構成していたものを、同製品1つを用いることでシステム設計を行うことが可能になる。これによって、基板上の実装面積は従来品と比較して20%削減でき、消費電力も従来比で33%減の低消費電力化を実現したという。さらに、1チップに集積することで、従来構成では約300個あった部品点数を約200個まで削減することができ、システムの低コスト化にも貢献するという。

 また、SCOMBO/UM2AはBlu-rayディスクの高倍速記録/再生の安定化を図るために、高帯域アナログ処理回路の導入および信号処理回路の高速化などを行っており、従来5倍速までであったBlu-rayディスクへの記録/再生速度を8倍速に対応できるレベルまで向上している。これにより、データをBlu-rayディスクへ記録する時間を従来比で35%短縮することが可能である。さらに、DVDについても従来16倍速であった記録速度を20倍まで向上できるという。

 NECエレクトロニクスははこのほか、家庭用再生機器向けに再生機能に特化した「SCOMBO/UM2P」を製品化、SCOMBO/UM2Aと併せてサンプル出荷を開始したと発表した。サンプル価格はそれぞれ、SCOMBO/UM2Aが2000円、SCOMBO/UM2Pが1500円となっている。同社は両製品について、2008年度上期より月産30万個規模で生産を開始し、2008年度末には月産100万個規模まで生産を拡大していく計画だという。同社第二SoC事業本部 副事業本部長の新津茂夫氏は、「今回の2つの新製品の投入により、2007年度に140万個で市場シェア40%ほどであったBlu-ray向けSCOMBOシリーズについて、2008年度には出荷量で1000万個、市場シェアで50%以上の数字を目指す」とした。

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