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NXP社の高効率電源用IC、累計生産数が4億個突破

[issued: 2008.05.27]

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Andrew Russell氏
写真 NXP社のAndrew Russell氏

 オランダNXP Semiconductors社は2008年5月、電力効率の高い電源用IC「GreenChip」の生産数が1997年の出荷開始以来、累計で4億個を超えたと発表した。GreenChipはパソコンやテレビなどの電源回路に採用されており、同社は「機器にGreenChipが採用されたことによって、GreenChipを使わなかった場合に比べて、この10年間で一般的な60W電球の1650万個に相当する消費電力を削減できた」と試算している。

 NXP社は、1997年に第1世代品のGreenChipを発表した。ブラウン管のテレビやモニター向けに待機時の消費電力を抑えた。第2世代品は動作モード時の効率改善を図り、ノート型パソコンのアダプタや液晶テレビ、DVDレコーダの電源回路などに採用された。2007年からは第3世代の製品を販売している。

 同社アジア太平洋地域マルチマーケットセミコンダクターズのシニアディレクタを務めるAndrew Russell氏(写真)は「一般的にパソコン用電源の効率は約60%と低い。業界では効率を80%以上に高めようという取り組みがなされている。これに対して、当社は最大90%以上の効率を達成している」と語る。高い電力効率を実現するために、同社は低負荷時の電力損失を従来に比べて70%以上削減した。それに加えて、高負荷時にも出力段のダイオードをMOSFETに置き換えることで、電力損失を60%以上削減している。

 NXP社は、電力効率の高い電源用ICの開発以外にも、チップの製造時の電力削減や、鉛フリーに加えてハロゲンや酸化アンチモンを使わないICを開発するなど、環境に配慮した事業への取り組みを強化している。
(馬本 隆綱)

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