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NEC液晶テクノロジー、「ハート型」の
カラー液晶ディスプレイを開発

[issued: 2008.05.23]

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ハート型LCDモジュール
図1 試作したハート型LCDモジュール
回路のモデル
図2 ゲート側回路とデータ側回路のモデル

 NEC液晶テクノロジーは、カラーTFT(thin film transistor)液晶ディスプレイ(LCD)の表示画面形状の制約を緩和して自由度を高める技術を開発し、凹角(180°以上、360°未満の角)を含んだLCDモジュールの試作に成功したと発表した。

 同社が今回試作したLCDは、2つの円弧と2つの直線によって構成されるハート型の低温ポリシリコン(LTPS:low temperature poly silicon)TFTのLCDモジュールで、画面表示サイズは幅4.0cm、高さ3.6cm、画素ピッチは174μm(146ピクセル/インチ)となっている。

 NEC液晶テクノロジーは、ディスプレイの表示画面形状に応じて画素/駆動回路の配置を最適化し、ゲート線とデータ線の配線をよりシンプルにすることで、ゲート側回路とデータ側回路の重なりを最小にすることを可能にした。また、同社独自のVIT(Value Integrated TFT)技術を組み合わせて、画面表示部に沿ってガラス基板上に駆動回路を形成することで、ガラス基板周辺部の配線数や外部回路との接続線数を削減し、約2mmの狭額縁化や外形の小型化を実現した。

 通常のLCDでは、その表示形状が複雑になると駆動回路の配線も複雑になってしまう。そのため、回路/額縁のサイズの増大、消費電力の増加といったことが課題になっていたという。今回開発した技術を用いることで、より複雑な画面形状を実現することが可能となり、さまざまな組み込みに適応させたり、デザイン優先のディスプレイ形状を実現したりすることが可能になるという。NEC液晶テクノロジーは今後、同ディスプレイの早期実用化を目指して研究開発を加速するとしている。

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