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TDK、「TDKラムダ」を中核に電源事業を第4の柱へ

[issued: 2008.04.17]

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デンセイ・ラムダ社長の鈴木氏
TDKの電源事業を統括するデンセイ・ラムダ社長の鈴木氏

 TDKとデンセイ・ラムダは2008年4月、TDKの100%子会社化となったデンセイ・ラムダを中心に据えて拡大を目指す電源事業についての記者説明会を行った。デンセイ・ラムダが世界トップシェアを持つ産業機器用の電源を中心に、自動車、民生、エネルギ分野にも展開を広げ、2010年3月期に売上高1000億円以上、営業利益率10%を目指す。

 2005年にTDKが英Invensys社からLambdaグループを買収して以降、2006年にTDKとデンセイ・ラムダの電源事業を統合して「TDK-Lambda」ブランドを設立するなど、両社は事業統合を進めてきた。2008年3月末に、TDKによるデンセイ・ラムダの100%子会社化が完了したことを受けて、2008年10月1日にデンセイ・ラムダからTDKラムダに社名を変更する。

 2008年4月から、TDKの常務執行役員とパワーシステムズビジネスグループゼネラル・マネージャに就任したデンセイ・ラムダ社長の鈴木武夫氏は「標準電源の分野でトップにあるデンセイ・ラムダの技術/販売力とTDKの素材技術を融合し、電源事業を、ハードディスク用ヘッド、チップコンデンサ、インダクティブデバイスに続く、TDK第4の柱に育てたい。2年後の売上高目標は、2008年3月期比で10~15%成長となるが、これはほかの企業とのM&Aを前提とした数字だ。決まった話はまだないが、コア技術を持つ特定セグメントに強い企業を検討している」と語る。現在、産業機器向け電源のデンセイ・ラムダの世界シェアは27%とトップだが、2010年には30%にまで引き上げる。また、電源製品全体の世界シェアも4%から5%まで伸ばし、2015年には、自動車、民生、エネルギ分野への展開により10%まで拡大する計画だという。

 また、製品開発力強化を目的とし、長岡事業所(新潟県長岡市)内に「長岡テクニカルセンター(仮)」を新設する。2008年8月に着工し、2009年5月に完成する予定。延べ床面積は8291平方メートルで、完成と同時に取り壊す現在の技術棟の約2倍となる。また、開発期間を短縮することにつながる、自社内のノイズ評価機能強化のために電波暗室を新たに導入する。開発人員も、従来の100人から145人まで増やす計画だ。これらの開発体制強化や、TDKの素材技術との融合により、電源の効率を現行の第5世代の88%から93%にまで高めた第6世代の製品などの開発を加速する。

(朴尚洙)

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