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2007年半導体売上高の伸び率は4%未満、
メモリー市場の低調が原因

[issued: 2008.03.21]

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 市場調査会社の米iSuppli社は2008年3月、2007年の世界半導体市場の調査データを発表した。それによれば、半導体売上高の伸びはわずか3.3%にとどまった。同社はその原因はメモリー市場の不振だとしている。世界のDRAM売上高は2007年第4四半期に対前四半期比で19.1%減少し、NAND型フラッシュメモリーの売上高は3.9%減少したという。同社の以前の予測では、DRAMが4.7%減、NAND型フラッシュメモリーが3%増、半導体市場全体の売上高の伸びが4.1%となっていた。

 iSuppli社は2007年第4四半期のメモリー総売上高を1.2%増と予測していたが、結果としては11%減となった。

 iSuppli社でマーケットインテリジェンス部門担当シニアバイスプレジデントを務めるDale Ford氏は、「2006年と比べると、メモリーの存在感が完全に逆転している。2006年下半期はメモリーの売上高が半導体業界全体の成長を下支えしたのに対し、2007年はメモリーチップの低迷が市場全体の成長に対する制約要因となった。メモリーを全体の売上高から除外すれば、2007年第4四半期の半導体市場は2.4%増になる。メモリー市場の軟調の影響で、半導体市場全体としては0.5%減となった」と語る。

 iSuppli社によれば、台湾Nanya Technology社、ドイツQimonda社のメモリー売上高は、それぞれ32.4%減、26%減となった。韓国Samsung Electronics社の2007年メモリー半導体売上高は3.3%減少し、チップ全体の売上高は0.8%減となった。

 一方、韓国Hynix Semiconductor社、東芝、エルピーダメモリは2007年のメモリーチップ売上高をそれぞれ15%、14.5%、8.8%伸ばしている。

 メモリー以外の分野を見ると、iSuppli社のトーンはずっと明るく、「いくつかの企業と製品カテゴリで見事な業績が上がっている」としている。

 例えばドイツInfineon Technologies社は、対2006年比の売上高の伸びが21.1%となり、世界半導体サプライヤランキングで2006年の15位から2007年に9位に躍進した。2007年にInfineon社は米Texas Instruments社のDSL加入者宅内装置(CPE)向けチップ事業と無線ベースバンド半導体部門を買収して売上高を伸ばした。Infineon社は2006年にそのメモリー部門をQimonda社としてスピンアウトさせて以来、iSuppli社の上位10社ランキングから外れていた。

 また、ソニーも55.5%と著しい伸びを記録して、2007年のランキングを2006年の14位から8位に上げた。この伸びは、同社の「PlayStation 3(PS3)」向けチップの需要が拡大したことが主要因となっている。

 iSuppli社は、PS3向けチップサプライヤとしての東芝の立場についても言及している。同社2007年の売上高は対前年比20.2%増とサプライヤ上位10社中3番目に高い伸びを示し、Texas Instruments社と競って2008年の世界ランキング3位をうかがう勢いを見せている。

(Electronic News)

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