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パソコン出荷数でAcer社がDell社に迫る勢い

[issued: 2008.03.07]

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 台湾Acer社は、米Lenovo社(主要拠点は中国)を引き離し、世界第3位のパソコンメーカーの座を確固たるものとした。それどころか、米Dell社の世界第2位の地位を脅かしつつある。

 米iSuppli社と米DisplaySearch社の報告によれば、Acer社は2007年にはパソコンの出荷量を前年比で30%以上伸ばした。iSuppli社は33.1%、DisplaySearch社は32%の伸びだと報告している。

 Acer社は、米国パソコン市場への足掛かりとして、米Gateway社を買収し、さらには以前からLenovo社が買収に関心を示していたオランダPackard Bell社を最終的に獲得する、という世界規模での買収戦略を実施している。

 Acer社は、iSuppli社とDisplaySearch社により、2007年第4四半期には世界第3位のパソコンベンダーであるとの評価を受けていた。Acer社が大きく成長幅を拡大したのは同四半期であった。iSuppli社によれば、Acer社は同四半期に、Gateway社の買収分を加えて720万台のパソコンを出荷している。さらにはこの時期にPackard Bell社の買収に名乗りを上げ、現在は欧州の規制機関による承認を待っている状態にある。同四半期の良積を受け、対2006年で見ると25%の成長を達成している。なお、iSuppli社によれば、Lenovo社の同四半期の出荷台数は580万台で、対2006年で21.3%の成長幅を確保している。

 iSuppli社のデータを裏付けるように、DisplaySearch社は「特記すべきなのは、Gateway社およびPackard Bell社の買収分を含まずとも、Acer社はライバルであるDell社との差を劇的に縮めており、この買収分を盛り込めば、Dell社を追い抜いているという事実だ」と記している。同社によれば、「2005年第4四半期、2006年第4四半期には、Acer社とDell社の間の出荷量には100万台以上の差があった。それが、2007年第4四半期には10万台未満まで縮まっている。Gateway社とPackard Bell社の買収を考慮すると、Acer社は60万台以上の差でDell社を追い抜いていることになる」という。

 ただし、Dell社は完全に追い抜かれたわけではない。iSuppli社によれば、Dell社は2007年第4四半期には前年同期よりも17.4%増の1130万台を出荷し、一時の危機を脱している。2007年第3四半期には、わずか1.5%しか成長していなかった。iSuppli社のデータによれば、Dell社の出荷量は最終的には14.1%拡大していることになる。

 Dell社は、2006年半ばに米HP社に首位の座を奪われている。

(Electronic News)

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