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カーオーディオでのタイムアライメント機能を実現するディレイIC

[issued: 2007.12.20]

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 新日本無線は2007年12月、カーオーディオやホームシアターシステム向けのオーディオ用ディレイIC「NJU26904」のサンプル出荷を2008年1月から開始する。

 昨今のカーオーディオシステムは、リスナーの座席位置に応じて各スピーカからの音の到達時間を調整するタイムアライメント機能を持つものが多い。この機能はDSPを用いているシステムであれば容易に実現できるが、アナログオーディオプロセッサを用いるローエンド/ミドルクラスのシステムでは利用できない。NJU26904は、このようなシステムでタイムアライメント機能を利用できるようにする製品である。また、ホームシアターシステムにおけるリップシンク機能もタイムアライメント機能と原理は同じなので、この用途にも適用できる。

 NJU26904は、それぞれ6チャンネルの入出力と入力セレクタ、ディレイを実現するためのメモリーから成る。ディレイ用のメモリーは最大8121サンプル分のディレイ時間を実現し、6チャンネル出力のそれぞれに1サンプル単位でディレイ時間を設定することができる。1~8121サンプルのディレイは、サンプリング周波数(fs)が48kHzの場合で、約0.02ms~約169msに相当する。1msのディレイは34cmの距離に相当するので、車載オーディオシステム、ホームシアターシステムのいずれにおいても十分だと考えられるが、同製品を複数個カスケード接続すれば、個数倍のディレイ時間を実現することも可能である。

 fsは標準的には32kHz~192kHzの範囲をサポート。オーディオインターフェースとして、24ビットまでのI2S、左詰め、右詰めフォーマット、32/64fsのビットクロックに対応する。各種制御はI2Cインターフェースで行う。電源電圧は3.3Vで、入力専用端子は5.0Vまで対応可能。パッケージはSSOP24で、サンプル価格は700円。

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