日本テキサス・インスツルメンツ(以下、TI)は2007年11月、ハイエンドのビデオ機器向け高速ビデオマルチプレクサ「OPA875」、「OPA3875」、「OPA4872」の3製品を発表した。AVレシーバ、DVDプレーヤ、ハイビジョン放送機器、プロジェクタ、モニターなどにおいて、複数の信号源からの信号を切り替え、2倍に増幅して出力する。ビデオ信号機器のほか、高速/高性能が要求される計測器などでも利用できる。OPA875は2:1のマルチプレクサを1チャンネル、OPA3875は3チャンネル内蔵、OPA4872は4:1のマルチプレクサを1チャンネル内蔵する。OPA875のパッケージは8端子SOまたはMSOPで、OPA3875は16端子SSOP、OPA4872は14端子SO。1000個購入時の単価はOPA875が1.45米ドル、OPA3875が2.55米ドル、OPA4872が2.15米ドル(参考価格)。
新製品は広い帯域と高いスルーレート特性を備えることを特徴とする。OPA875/3875の帯域とスルーレートはそれぞれ700MHzと3100V/μsで、OPA4872はそれぞれ500MHzと2300V/μs。電源電圧はOPA875/3875が±3V~±6Vで、OPA4872が±3.5V~±6Vと正負電源に対応する。そのため、ビデオ信号用途で単電源の製品を使った場合に必要となるチャージポンプやDCカット用のコンデンサといったレベルシフトの手段が不要であり、この部分で信号の特性が劣化することがない。また、信号切り替え時のスイッチング時間はOPA875/3875が4ns、OPA4872が10nsと高速で、その際に生じるグリッチ電圧も40mVppに抑えられている。
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帯域が700MHzでスルーレートが3100V/μsの
ビデオマルチプレクサ
[issued: 2007.11.21]
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