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出力が24dBmで効率が25%のモバイルWiMAX対応パワーアンプ

[issued: 2007.10.19]

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 カナダSiGe Semiconductor社は2007年10月、モバイルWiMAX(IEEE 802.16e)に対応した携帯端末機器向けパワーアンプのサンプル出荷を2008年第1四半期から始めると発表した。その2カ月後には、このパワーアンプやフィルタ、スイッチなどを組み込んだRFフロントエンドモジュールのサンプル出荷も行う予定だ。

 モバイルWiMAX対応のパワーアンプでは、出力パワーや直線性、電力効率といった性能が重要になる。SiGe Semiconductor社はシリコンやGaAs(ガリウム砒素)に比べて電導性が高く、チップの温度が上昇するのを抑えられるSiGe(シリコンゲルマニウム)技術を使った。これによって、出力パワーが高く、直線性に優れ、効率が良いパワーアンプを実現した。

 SiGe Semiconductor社のコーポレートビジネス開発最高責任者を務めるJohn Brewer氏(写真)は「現在商品化されている同等品のパワーアンプの効率は最大20%程度だが、当社の新製品は出力が24dBmで効率を25%に高めたものとなる。2008年中には効率を30%まで引き上げたい」と語った。

 同社は、WiMAX対応のパワーアンプ/RFフロントモジュール関連で富士通と協力関係にある。「現在は富士通が開発した固定WiMAX(IEEE 801.16d)対応リファレンスデザインに、当社の製品を採用してもらっているが、今後はモバイルWiMAX対応のリファレンスデザインにもその関係を広げていきたい」(Brewer氏)考えである。

 SiGe Semiconductor社は2000年に創業したファブレス半導体メーカー。パソコンや家庭用ゲーム機器、GPS端末機器など民生電子機器に向けたパワーアンプやRFフロントエンドモジュールを開発/供給する。同社はワイヤレスLAN向けのパワーアンプは、これまで累計2億個を出荷し、世界市場でのシェアは20%を占めるという。直近の12カ月間の同社売上高は5600万米ドルで、前年比40%増と大きく伸ばした。
(馬本 隆綱)

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