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出力電力1Wで変換効率60%のAC-DCコンバータ用IC
[issued: 2007.10.19]
TOPSwitch-HXファミリは、入力電圧がAC 115Vで、負荷が25~100%時の平均効率が86%と高い。さらに、出力電力が1W程度の軽負荷時の効率は、従来だと25%程度に下がっていたが、新製品は60%の効率を実現できるという。このため、全負荷範囲を1つのICで対応できるようになり、従来のように待機時用の補助電源回路を設けなくても済む。入力電圧がAC 230Vでも25~100%負荷時の平均効率は87.5%と高く、幅広い電源仕様に適用できる。
TOPSwitch-HXファミリでは、全負荷範囲において高い効率を実現するために、新開発のマルチモード制御方式を採用した。従来のPWM(パルス幅変調)制御では、軽負荷になった際に電流の制御は行うがスイッチング周波数は変更しなかった。同ファミリも基本的にはPWM制御を用いるが、負荷に応じて電流とスイッチング周波数を4段階に制御するという。これによって、無負荷時の消費電力を260mWに抑えるなど、軽負荷時のロスを低減した。
また、保護機能として入/出力の過電圧、過電流、シャットダウン、回路がショートしたときに最大電力を3%以下に抑えるオートリスタートといった機能を備えている。
出力電力が11Wから48W(ヒートシンク使用時は148Wまで対応)までと異なる5シリーズを用意した。パッケージはそれぞれDIP-8、SMD-8、TO-220、SDIP-10を用意している。パッケージがDIP-8で、出力電力が35Wの「TOP258PN」の場合、1000個購入時の単価は1.57米ドル。
Power Integrations社は新製品の発売と同時に、同ICを使った電源回路の設計支援ソフトウエア「PI Expert」(日本語版)の提供を始めた。同社のウェブサイトからダウンロードすることができる。
(馬本 隆綱)
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