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コスト度外視で高音質を追求、新日本無線のオーディオアンプ「MUSES」
[issued: 2007.09.28]
新日本無線は2007年9月、ハイエンドオーディオ向けのデュアルオペアンプ「MUSES(ミューズ)」の量産計画を明らかにした。材料、チップサイズ、生産性などのコスト要因を度外視して音質(聴感特性)を追求した製品になるという。2007年10月にプロトタイプサンプルを用いた試聴会を開始、2008年3月にサンプル出荷を始め、2008年度中に月産1000個で量産出荷を行う。サンプル価格は3000円。基本スペックは、電源電圧が±9V~±16Vで、出力雑音が8nV/√Hz、入力オフセット電圧が0.8mV(標準値)、利得が110dB、スルーレートが11V/μs(標準値)。
MUSESが目指すのは、ディスクリート構成のアンプ回路で実現されていた音質である。「既存のオペアンプICは、スペック的には優れた値を実現しているが、実際にオーディオ機器を構成した場合の音質は必ずしも良くない」(同社)ことが開発の動機だという。
MUSESの最大の特徴は、ICのリードフレームの素材として純度99.99%の銅、いわゆる4N OFC(four nines oxygen free copper)を採用したこと。4N OFCは高級オーディオの配線ケーブルなどに用いられるもので、これをオペアンプICにも適用した。これにより、「中高域の音のざらつき感がなくなる」(同社)という。4N OFCは耐熱温度が200℃と低く、また硬度が低いため加工性が悪い。そのため、従来のワイヤーボンディング、プレスの各工程には適していないが、量産に耐える新工程技術を開発することで問題を回避した。また、IC内部においては、電源配線などの共通インピーダンスを下げるために、通常の2倍以上に相当するチップサイズを使って配線レイアウトなどの最適化を行っている。さらに、L/Rチャンネルのクロストークを抑えるために、各チャンネル用の2つのチップを1つのパッケージに収める構成とした。なお、パッケージは熱伝導率や電気伝導率が音質に与える影響を考慮し、8端子のDIPを選択したという。
事業性に関しては、「まずはコストを度外視し、目標とする高音質が得られる製品を開発することにした。それをフラッグシップ品として、製品ラインアップを拡充していくことで事業として成り立たせる計画だ」(同社)という。シングルタイプの製品の開発、面実装対応なども進める。
MUSESが目指すのは、ディスクリート構成のアンプ回路で実現されていた音質である。「既存のオペアンプICは、スペック的には優れた値を実現しているが、実際にオーディオ機器を構成した場合の音質は必ずしも良くない」(同社)ことが開発の動機だという。
MUSESの最大の特徴は、ICのリードフレームの素材として純度99.99%の銅、いわゆる4N OFC(four nines oxygen free copper)を採用したこと。4N OFCは高級オーディオの配線ケーブルなどに用いられるもので、これをオペアンプICにも適用した。これにより、「中高域の音のざらつき感がなくなる」(同社)という。4N OFCは耐熱温度が200℃と低く、また硬度が低いため加工性が悪い。そのため、従来のワイヤーボンディング、プレスの各工程には適していないが、量産に耐える新工程技術を開発することで問題を回避した。また、IC内部においては、電源配線などの共通インピーダンスを下げるために、通常の2倍以上に相当するチップサイズを使って配線レイアウトなどの最適化を行っている。さらに、L/Rチャンネルのクロストークを抑えるために、各チャンネル用の2つのチップを1つのパッケージに収める構成とした。なお、パッケージは熱伝導率や電気伝導率が音質に与える影響を考慮し、8端子のDIPを選択したという。
事業性に関しては、「まずはコストを度外視し、目標とする高音質が得られる製品を開発することにした。それをフラッグシップ品として、製品ラインアップを拡充していくことで事業として成り立たせる計画だ」(同社)という。シングルタイプの製品の開発、面実装対応なども進める。
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