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ナショナル セミコンダクターが高速差動アンプシリーズを発表、高効率製品の新ブランド「PowerWise」の第1弾

[issued: 2007.09.25]

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 ナショナル セミコンダクター ジャパンは2007年9月、高速/高電力効率の差動アンプ3製品を発表した。帯域が1.5GHzの電流帰還型差動アンプ「LMH6652」、帯域が600MHzのデジタル制御可変ゲインアンプ「LMH6515」、帯域が1.2GHzの差動ドライバ「LMH6555」の3製品で、「競合他社品に対し、それぞれ消費電力が44%、20%、50%少ない」(同社)という。同社は、性能に対して電力効率に優れる電源ICやアナログ信号パスICの製品ラインアップのための新ブランド「PowerWise」を併せて発表しており、これらの新製品は同ブランド製品の第1弾となる。通信システム分野、試験/計測機器分野、軍事/航空宇宙分野などをターゲットとする。LMH6515とLMH6552の1000個購入時の単価は、それぞれ700円、520円で、LMH6555の100個購入時の単価は780円。いずれもすでに出荷済みである。

 LM6552は、消費電力が112mWの電流帰還型差動アンプ。1.5GHzの広い帯域幅と、450MHzで0.1dBのゲイン平坦性を実現している。THD(全高調波歪)は20MHzで-90dBc、70MHzで-74dBc、ノイズ特性は1.1nV/√Hzで、通信システムや高速データアクイジションシステムなどにおける、最大周波数が70MHzまでの14ビット級A-Dコンバータの駆動に適している。差動入力‐差動出力、またはシングルエンド入力‐差動出力のどちらかの構成が可能で、入力部はAC結合/DC結合のいずれでも利用できる。パッケージは8端子SOICまたは8端子LLP。

 デジタル制御可変ゲインアンプのLMH6515は、W-CDMA、GSM、WiMAXレシーバ信号パス向けの製品で、8dBのノイズフィギュアと70MHzで40dBmのOIP3(3次出力インターセプトポイント)を、100mAの消費電流で実現する。600MHz帯域幅で最大26dBのゲインと、31dBの広いゲイン調整範囲を備える。0.05dB以内の誤差精度で、1dBステップのゲイン調整が可能である。電源電圧は5Vで、パッケージは4mm×4mmの16端子LLP。

 LMH6555は、8ビット、3ギガサンプル/秒クラスのデータアクイジションシステムの構築に適した差動ドライバ。入出力ともに差動のドライバ、またはシングルエンド入力‐差動出力のドライバとして機能する。消費電流は120mAで、ゲインは13.7dBで固定、帯域は1.2GHz、入力周波数が750MHzのときSFDR(spurious free dynamic range)は53dB、2次、3次の高調波歪は、それぞれ-53dBcと-54dBc。パッケージは、16端子のLLPで供給される。

 ナショナル セミコンダクター ジャパンは、これらのアンプと同社のA-Dコンバータ、クロックコンディショナ、電源制御ICを組み合わせたリファレンスデザインボードも発表した。LMH6552を利用したWiMAX、W-CDMA向けIFレシーバサブシステムの「ADC14DS105KARB」、LMH6515を利用したワイヤレスインフラ向けの高ダイナミックレンジIFレシーバ「ADC14V155KDRB」、LMH6555を利用した8ビット、3ギガサンプル/秒のデータアクイジションシステム向け「ADC083000RB」の3種類である。いずれも、すでに出荷が開始されており、価格はADC14V155KDRBとADC14DS105KARBがともに10万円、ADC083000RBは62万円。

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