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GPSのロック時間や位置精度を改善、Quellan社のRFノイズキャンセラIC
[issued: 2007.09.04]
写真1 Quellan社の
D.Tony Stelliga氏
QNx220の原理は、ヘッドホンなどで用いられているノイズキャンセル技術と同様である。一般に、GPSアンテナなどで受信した信号には、機器内部から発生したEMIノイズが重畳される。別に用意したアンテナによって、このEMIノイズをセンシングし、それを用いて受信信号に含まれるEMIノイズを打ち消す仕組みだ。これにより、ノイズ成分の少ないRF信号を得ることができる。
例えば、携帯型ナビゲーション機器のGPSに適用した場合、受信感度の向上によってロック時間が2分から20秒以下に短縮され、位置精度が250mから30m以下に向上するという。
このRFノイズキャンセル技術について、Quellan社会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるD.Tony Stelliga氏は、「当社のノイズキャンセルICを用いれば、ナビゲーション機器で精度を高めるために用いられているジャイロセンサーが不要になる。また、ロック時間が短縮されて位置精度が高上するため、エンドユーザーの製品満足度も向上するだろう」と同製品のメリットを強調した。
また、機器への導入について、「EMIノイズをセンシングするために、特殊な外付け部品を必要としない。例えば、電源ノイズを取り除きたいなら、カップリングコンデンサを挿入すればよい。また、フラットケーブルの空いた信号線を利用してセンシングする方法もある。また、当社が設計したセンシング用アンテナの基板パターンデータ(ガーバーデータ)も提供可能である。さらに、機器に応じてQNx220の設定を行うためのツールや、アルゴリズムも提供する」と設計の容易さを説明した。
(小野 明久)
写真 Quellan社のRFノイズキャンセラQNx220
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