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ダイナミックレンジが123dBのオーディオ向け24ビットA-Dコンバータ

[issued: 2007.06.28]

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 日本テキサス・インスツルメンツは2007年6月、プロ用デジタルオーディオ向けの24ビットA-Dコンバータ「PCM4222」を発表した。通常の PCM出力時のダイナミックレンジが123dBで、デジタルフィルタ通過前の6ビット量子化器(モジュレータ)出力のダイナミックレンジは124dB。同社によればこれは「業界最高の性能」だという。サンプリング周波数(fs)は最大216kHzで、電源電圧はアナログ系が3.8V~4.2V、デジタル系が3.0V~3.6V。消費電流はfsが48kHzの場合で305mWと少ない。パッケージは48端子TQFPで、1000個受注時の参考単価は 14.95米ドル。

 PCM4220が採用している変換方式は5次ΔΣ変調方式。単純な5次の構成に対し、6ビット量子化器やフィードフォワード系を設けるといった工夫により、理論S/Nを引き上げている。それに加え、アナログ回路/レイアウトの最適化により、高いダイナミックレンジを実現した。L/Rチャンネルのそれぞれに専用のリファレンス電圧生成回路を設けることで、クロストークも130dBに抑えている。

 出力データフォーマットは通常のPCM方式に加え、スーパーオーディオCDのDSD(direct stream digital)方式にも対応する。また、デジタルフィルタ通過前の6ビット量子化器の出力を直接取り出すことが可能なモードも備えている。さらに、デジタルフィルタの特性は、レイテンシが39/fsのタイプの高特性タイプと、レイテンシが21/fsの低遅延タイプの2つを切り替えて使用することができる。マルチチャンネル機器への対応として、同一バスにPCM4222を最大4個デイジーチェーン接続し、時分割に制御することも可能となっている。

 出力フォーマットとしてPCM方式のみをサポートする「PCM4220」も同時に発表された。同製品の参考単価は9.95米ドル(1000個購入時)。

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