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Electronic Newsから:
中国版RoHS指令が施行に (その3)
[issued: 2007.03.05]
万全とはいえない準備
米国のコンサルティング会社Design Chain Associates社社長のMichael Kirschner氏は、「米国企業にとっては、EU市場のほうが大きいのは確かだ。しかし中国市場が重要でないというわけではない。中国は広く、しかも成長している。誰もが対中国のビジネスに参入したいと考えている。中国版RoHSへの対応が参入の条件であるなら、対応を進めることが必要だ」と指摘した。
公平に見て、中国はこの環境規制に向けて与えた準備期間がEUに比べてかなり短かったといえるだろう。実際、EUは企業に対して、RoHS規制の実施の通告を2004年に開始し、2006年6月に同規制を施行した。中国では、2007年3月の第1段階の施行日までの準備期間は、中国情報産業部(MII) が最初にこの規制について発表してから約1年間だった。しかも、中国版RoHSの英語への翻訳作業が始まったのは2006年春であるし、中国版RoHSの第2段階のスケジュールや詳細な内容はまだ規定されていない。第2段階では、物質の制限量と、対象となる製品が電子情報製品(EIP: electronic information products)のリストで規定される予定だ。
米Newark社(旧Newark InOne社)のシニアバイスプレジデントを務めるJeff Shafer氏は、「中国版RoHSに向けた準備が十分にできているとは思えない」とした上で、「関係者の多くは、中国は施行日を延期すると見て、対応を先延ばしにしたのではないかと思う。一般的に、こうした期日は延期されることが多いからだ。しかし、中国は延期しなかった。中国は、まずマーク付けと内容の表示を要求し、その後に、リストへの掲載に向けて製品の試験を行う8~9カ月の期間を与えている点で寛大だといえる。ここが中国版RoHSへの準拠に向けての実力が試される場になるだろう」と続けた。
さらに同氏は、「われわれは第2段階の開始時期を知らない。中国は中国版RoHSの有効性をそれとなく探り、どの程度進んでいるか様子を見るのではないか。規制を中止したり保留したりすることはないだろう」と付け加えた。
(Electronic News)
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