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日本TI、350MHz動作の浮動小数点DSPをサンプル出荷

[issued: 2007.03.02]

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 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2007年3月、浮動小数点DSP「TMS320C6727B」の出荷を開始した。最大350MHzで動作し、32/64ビットの浮動小数点演算が可能であるため、ハイエンドの音声会議システムやマルチチャンネルオーディオシステム、オーディオ放送、バイオメトリクス(生体認証)、産業機器など、高い演算精度が求められる用途に適している。
 TMS320C6727Bには、動作周波数が275MHz、300MHzのバージョンも用意されている。サンプル価格は275MHz品が16.75米ドル、300MHz品が19.95米ドル、350MHz品が25.95米ドルである。また、開発キット「TMDXPDK6727」は26万400円で提供される。
 TMS320C6727Bは、SDR SDRAM(single data rate synchronous DRAM)に対応したメモリーインターフェースを備える。このインターフェースの高速化も図られており、同社従来品の100MHzから133MHzへと 33%向上している。また、DMA(direct memory access)コントローラとして「dMAX DMAエンジン」を備えている。メモリーに対する複雑なアクセスを同エンジンで処理することで、DSP本体を本質的な信号処理に集中させることができる。
 主な仕様は、コア電源電圧が1.2V~1.4V、I/O電源電圧が3.3Vで演算能力は700メガMAC/秒(350MHz動作品の場合)。256KバイトのRAM、384KバイトのROM、32Kバイトのキャッシュメモリーを内蔵する。パッケージは144端子TQFPと256端子PBGAの2種類がある。同社従来品である「TMS320C6720」、「TMS320C6722B」や「TMS320C6726B」などと互換性が確保されているため、移行が容易だという。

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