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Electronic Weeklyから:
ルネサスとFreescale社、自動車向けハイエンドMCUを発表

[issued: 2006.10.19]

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 ルネサス テクノロジと米Freescale Semiconductor社がそれぞれ、自動車向け32ビットマイクロコントローラ(MCU)を発表した。車載エレクトロニクスシステム市場は半導体メーカーにとって重要な市場になっていることを示すものだ。

 ルネサスは、自動車向けMCUに高速フラッシュメモリーを搭載した。一方、Freescale社は、車載製品に向けて初めてデュアルコアプロセッサを投入した。Freescale社は、デュアルコアMCU「MPC5510」ファミリの投入によって、車載エレクトロニクスシステム市場に、電力効率の高いデュアルコアプロセッサを持ち込んだ。なお同社は、自動車向け技術で伊仏合弁のSTMicroelectronics社と提携している。

 Freescale社のマイクロコントローラ部門でバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャを務めるMike McCourt氏によると、「高い処理能力を持つデュアルコアMCUのメリットは、複数の処理を実行できることだ」という。同氏は、「MPC5510を使うことで、自動車の運転席に使う部品の数を減らすことができる。ゲートウエイ機能と座席やミラーの制御、タイヤの空気圧監視、リモートキーレスエントリといった自動車本体のエレクトロニクス機能を統合することができるからだ」と説明した。

 ルネサスは、32ビットRISC MCU「SH7147F」を、車体や安全システム、ハイブリッドシステムでの使用が増えている電気モーターの制御用に最適化した。さらに同社は、高速アクセスが可能な組み込みフラッシュ技術「MONOS(metal oxide nitride oxide silicon)」を使ったフラッシュメモリーを同MCUに搭載した。

 ルネサス テクノロジアメリカの浅野眞一氏は、「当社のMONOS技術を使った新しい組み込みメモリーを採用することで、自動車向けエレクトロニクス機器の開発者は優位に立つことができる。車載システムの設計で最も重要な高速化と高信頼性という2つの要件を満たしているからだ」と主張した。SH7147Fに搭載された MONOSベースの256Kバイトオンチップフラッシュメモリーは、0.15μmプロセス技術で製造され、シングルサイクルのランダムアクセス機能を備えている。

 電子自動車システムの特徴の1つは、ネットワーク化されたシステムを使用することである。このためMCUは、CAN(controller area network)やLIN(local interconnecto network)、4線式同期シリアル通信チャンネル、FlexRayやMOST(media oriented systems transport)など、さまざまな通信インターフェースを搭載するようになる。

 市場調査会社の米Strategy Analytics社で自動車アナリストを務めるChris Webber氏は、「自動車OEM企業は、車載部品の集積度を高めて、電子制御部品の数を削減する方法を検討している。ネットワークゲートウエイ機能に対するニーズは、高級車以外でも高まっていることから、自動車メーカーはネットワーク機能と車体の制御機能を統合したい考えだ」との見方を示した。

(Electronics Weekly)

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