フィリップスエレクトロニクスジャパンは、2006年6月28日~30日まで東京ビッグサイトで開催された組み込みシステム開発技術展において、パソコンのハードディスクに保存した音楽や画像、映像データを家庭のテレビで再生できるDMA(digital media adaptor)の実演デモを行った。CDやDVDのコンテンツを再生できるほか、インターネットでダウンロードした映像や、家庭用ビデオで撮影したものもテレビで再生できる。
同社が開発したDMA用リファレンスキットの心臓部には32ビットの画像処理用LSIの「PNX1502」が使われている。PNX1502は、MPEG -2、MPEG-4、DivX、H.264、Windows Media Videoなどあらゆる規格に対応する。SD画質で入力した画像を1080iのHD画質で出力できるアップコンバータを内蔵し、パソコンに保存した画質の悪い映像でも、画質を改良してテレビ画面に表示できる。「将来的には、このリファレンスキットを組み込んだネットワーク通信機能を持つハードディスク内蔵のテレビが出現するのではないか」(同社)という。
リファレンスキットは、Mediabolic社のソフトウエアをポーティングした状態で提供される。「これまで、ハードウエアだけで提供しても、動作させる環境が整っていないため、パソコン上のコンテンツをテレビで再生するためのソフトウエア開発に負担がかかるという問題があった。Mediabolic 社のソフトウエアをあらかじめポーティングしておく事で、開発期間の短縮ができる」(同社)という。
組み込みシステム開発技術展では、パソコン周辺機器メーカーのバッファローが蘭Philips社のリファレンスキットを採用したDMA製品を開発中であることが明らかになった。商品化時期、価格などの詳細は未定である。
(伊藤 達哉)
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パソコンとテレビをつなぐ機器のリファレンスキットを
フィリップスが開発
[issued: 2006.07.04]
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