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フィリップス、FlexRayV2.1対応LSIを発売、
物理~アプリケーションレイヤーを2チップで実現

[issued: 2005.10.19]

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 フィリップス エレクトロニクスジャパンは、FlexRay対応のコミュニケーションコントローラIC「SJA2510」およびトランシーバIC「TJA1080」のサンプル供給を開始した。
 SJA2510は、従来別チップだったプロトコルコントローラとFlexRay通信コントローラを1チップに統合した製品。32ビット「ARM968E」コアを搭載している。2チャンネル対応のFrexRayV2.1コントローラのほかにCAN2.0B対応のコントローラを6系統、 LIN2.0対応のマスターコントローラを8系統内蔵している(図1)。現在提携関係にあるFreescale社とプロトコルエンジンを共通使用することで早期開発とともに汎用性も実現した。今後、顧客の要望に応じる形で搭載機能を追加/削除して製品展開を進めていくという。
 TJA1080は、FlexRayネットワークにおいて、最高10Mビット/秒まで対応したトランシーバ。FlexRayの最新仕様である「V2.1」に対応した。FlexRayノードおよびアクティブスター機能をサポートしている。
 SJA2510とTJA1080を接続することで、物理層を含むFlexRay通信ネットワークを構築でき、従来の3チップ構成よりも低コスト化が可能(図2)。
 FlexRayは、通信レートが10Mビット/秒と高速な車載向けネットワークの通信方式。その高速性から、タイムトリガー型の制御が採用されている。タイムトリガー型とは、各ノードの通信が時間でスケジューリングされている方式。CANなどで採用されている、必要なノードの通信のみ実行するバストリガー型に比べて、それぞれの通信が確実に行われるために安全性が高い。
 現在サンプル出荷中で、1000個購入時の単価はSJA2510が12ユーロ、TJA1080が2.5ユーロ。
(鴨川 学)


図1 SJA2510のブロック構成

図2 新製品で構成されるネットワークシステム


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