News Center

[CEATEC JAPAN2005レポート(6)]
東芝のCell、準備は完了-ソフト開発環境も整える

[issued: 2005.10.05]

この記事を :  印刷する プリントする ブックマーク  はてなブックマークに登録 この記事をクリップ! Buzzurlにブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 メールで送る メールで送る

 東芝は、デジタルメディア機器やコミュニケーション機器などの開発を促進する目的で開発した、次世代マイクロプロセッサ「Cell」搭載のリファレンス・セットを展示した。Cellを使った具体的なアプリケーションは未定であるが、東芝の執行役上席常務を務める藤井美英氏はこのほど行った映像新製品の発表会において、「どこよりも早く、Cellを搭載した機器を発表したい」と述べている。ハードだけでなく、開発支援ソフトウエアも用意し、Cell の実用化に向け環境を整えた。

 Cellリファレンス・セットはCellプロセッサとコンパニオンICチップ、および電源ICチップで構成するチップセットなどを実装した基板と、必要な冷却装置などを筐体に収めた開発支援セットである。DVDやHDDドライブなどの周辺機器も組み込まれている。
 会場では、MPEG2のビデオ信号を48本同時に処理し画面に表示するなど、Cellの信号処理能力の高さを示した。

 Cellは、1個のPPE(Power Processor Element)と8個のSPE(Synergistic Processor Core)で構成された合計9個のプロセッサを搭載している。PPEはパワーPCアーキテクチャに準拠した64ビットのプロセッサで、SPEはSIMD型演算処理ユニット、128個の128ビットレジスタファイル、256kBのローカルストレージを搭載している。メディア演算に強いSPEを8個搭載することで、高速なメディア演算性能を実現した。外付けのメインメモリーとは、XIOを介して接続する。また、他の外部チップとはFlexIOインターフェースを介して接続する。Super Companion ChipはVideo、Audio Input/Output、Digital AV I/F、IEEE1394、Digital Tuner I/Fなど、様々なインターフェースに対応している。

 セル・リファレンス・セットの基本ソフトはHypervisor OS「Beat」、ゲストOSとして「Lv2Linux」を提供。LinuxやITRONも用意されており、アプリケーション資産の有効活用ができる。複数の放送受信と同時録が・再生のAVアプリケーションモデルも提供する。
(伊藤 達哉)


Cell Broadband Engine

Cell reference set 構成

Cell ソフトウエア環境


この記事を :  印刷する プリントする ブックマーク  はてなブックマークに登録 この記事をクリップ! Buzzurlにブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 メールで送る メールで送る

Sponsor Links

Partner Solutions

EDN RESOURCE CENTER


新着ホワイトペーパー情報




Z corporation - 1件
アナログ・デバイセズ - 22件
インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン - 1件
ナショナル セミコンダクター ジャパン - 10件
リニアテクノロジー - 15件
日本アルテラ  - 11件
日本テキサス・インスツルメンツ  - 7件
リード・ビジネス・インフォメーション - 1件