| 2005年07月01日 |
[組込みシステム開発技術展レポート(2)]
Philips、ワイヤレスUSBの最新動向を講演、
ブースではデモンストレーションも
|
 |
2005年6月29日から7月1日まで、東京ビッグサイトで開催されている「組込みシステム開発技術展」のテクニカルセミナーで、米Philips Semiconductor社の佐藤隆氏はWirelessUSB(WUSB)の最新動向を語った。
WUSB技術は、USBを無線化したものであり、通信距離が短いものの高速通信が可能(3mで480Mビット/秒、10mで110Mビット/秒)な技術である。その規格策定は、USB技術で実績のある7社(Agere、HP、Intel、Microsoft、NEC、Philips、Samsung)からなるWireless USB Promoter Groupによって推進されており、スペックのRev.1.0が2005年5月に発表された。「USBの利便性の踏襲」「USBの資産(ソフトウエア、ドライバなど)の最大限活用」を目標としている。
WUSB技術を後押しするものの1つとして、同氏はUWB*技術を挙げた。UWB技術は、その名のとおり非常に広い帯域幅(3.1GHz〜10.6GHz)を通信に使用する技術だが、消費電力が非常に小さいというメリットがある。1Mバイトのデータを送信するのに要するエネルギーが、802.11a/b/g/nで0.4J/MB、Bluetoothでは1.9J/MBであるのに対し、UWBでは0.04J/MBまで抑えられる。既にアメリカでは認可が下りており、ヨーロッパ、日本、中国、韓国などで現在認可の検討が進んでいる。そして、WUSB技術はUWB技術の普及の先駆けになるという。
同氏はPhilips社の取り組みとして、標準化への貢献とともに同技術の民生機器への応用推進を挙げ、WUSB技術を用いたAVストリーミング機能などを紹介した。
Philips社のブースでは、WUSB技術を用いた画像データ通信のデモを行なった。総務省からの電波使用の認可が間に合わず有線でのデモとなったが、デバイス側のメモリーカード内の画像データをホスト側のディスプレイで再生して見せた。
(鴨川 学)
|
 |
 |
| 図1 Philips社のWUSB通信デモ。左がデバイス、右がホスト。 |
 |
 |
図2 デバイス側のボード。メモリーカードへのアクセスが実行されている。 右側に置いてあるのが無線時に使用するアンテナ。 |
|
|
【UWB】
Ultra Wide Band
|
|
 |
|
 |
|
 |
| >>>他のニュース |