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NECとNECエレ、並列プロセッサ技術を開発

[issued: 2005.02.08]

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 NECとNECエレクトロニクスは、携帯電話機や情報家電機器向けの並列プロセッサ技術を開発した。今回開発したのは、マルチコア仮想化ソフトウエア技術とマルチコアベースのハードウエア技術およびマルチコアセキュリティ技術の3点。 例えば3個のプロセッサコアを用いれば、単一プロセッサで同じ処理を行うのに比べ、消費電力を1/3にできるという。
  NECエレクトロニクスは2004年9月にプロセッサ「ARM926コア」3個を内蔵した携帯電話機向けアプリケーションプロセッサ「MP211」を発表している。MP211は、3個のプロセッサコアにそれぞれ従来と同じOSが搭載され、個別のアプリケーションソフトを処理する。
  今回開発した仮想化ソフトウエア技術は、あるプロセッサコアで処理していたアプリケーションソフトが、別のプロセッサコアで動作しているアプリケーションソフトとデータの通信が必要な場合でも、アプリケーションソフト側から見ると、あたかも同一プロセッサ上にアプリケーションソフトがあるように動作する。
  このとき、各プロセッサ間はバスを介してデータアクセスを行うが、データ集中によるバスネックを解消するため「4重バスインターフェース回路」を新たに開発し採用した。特に、大量のデータアクセス向けや、高速データアクセス向けなどのバスを設け、バスネックによる遅延をできる限り小さくした。
  さらに、セキュリティ技術として、携帯電話機の基本機能や認証済みのアプリケーションソフトを実行するプロセッサコアと、ダウンロードしたアプリケーションソフトを実行するプロセッサとの間に、セキュアゲートを設定できる。これによって、ダウンロードしたソフトにバグがあっても、基本機能を実行するプロセッサコアは正常に動作する。
  今回開発した成果のうち、ハードウエア関連技術を2005年2月7日から米国カリフォルニア州サンフランシスコ市で開催される「国際固体素子回路会議」(ISSCC2005)で発表する。ソフトウエア関連技術は、2005年3月2日から神奈川県の横須賀リサーチパークで開催される「電子情報通信学会モバイルマルチメディア通信研究会」などで発表する予定。
(馬本 隆綱)


音声認識によるリアルタイム情報検索のデモを行うMP211搭載ボード


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