| 2004年12月08日 |
| フリースケール、東京ラボを報道関係者に公開 |
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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは2004年12月2日に、報道関係者へ同社の東京ラボ(東京都目黒区)の業務およびラボの一部を公開した。
東京ラボは同社の半導体製品の応用開発と将来ビジョンの構築などが主務となっている。技術者は100人以上在籍している。一方、同社には宮城県仙台市に「デザインセンター」がある。デザインセンターは半導体の設計が中心となっており、およそ100人の半導体設計者が在籍しているという。
同社が注力しているマーケット分野は、自動車分野、モバイル分野、ネットワーク分野および民生エレクトロニクス分野の4つである。東京ラボでは、これらの4つの分野に関する応用開発を中心に行っており、今回の公開(Open
house)でも、同社の注力している4つの分野における注目技術についてデモが行われた。
自動車分野での注目技術は、車内ネットワークやタイヤ圧力モニター、加速度センサーなど。特にアナログとデジタルを混載した「SMARTMOS」がキーデバイスとなるという。この分野のデモで注目されるものは、車内ネットワークの一つであるLIN(Local
Interconnect Network)を使ったランプ制御やサイドミラーの制御である。LINは従来各社まちまちであった低速度の車内ネットワークを、欧州の自動車関連企業や半導体企業が中心となっているコンソーシアムで標準化を図った規格で、今後主流となると予想される車内ネットワークである。3本線のみで端末の制御が可能であるため、ワイヤハーネスを細くできる。デモはドアミラーの制御を行ったものである(図1)。もう一つの注目デモは、タイヤ圧力モニターシステムである。同社のTPMS(tire
pressure monitoring system)用ICを使った小型のボードをタイヤに見立てた圧力容器に入れて、圧力が不足したときに警告表示がでるようなデモである(図2)。現在のTPMSはモジュールごとに電池が必要であるが、SAWデバイスを使用したTPMSでは電池が不要となる(EDN
Japan 12月号参照)。同社はSAWを利用したTPMSも検討しており、2008年ころの開発を予定しているという。そのほか、加速度センサーを用いた自由落下の検出など。
モバイル分野に関しての注目技術・製品は、携帯電話機用アプリケーション・プロセッサー「i.MX」、UWBなど。GSM統合開発ツールによるGSM携帯電話機の開発フローなどをデモした。UWBについては、現在110Mビット/秒のLSIサンプルが可能。ベースバンド部は0.18μmプロセスのCMOS、高周波部分はSiGeを使用しているという。オールCMOSの1チップICは2005年末ころ試作品を予定しており、プロセスは90nmのCMOSであるという。500M〜1Gビット/秒の伝送速度を目指している。デモは、2つのチャンネルのHDTV信号を2台のHDTVに伝送する実験。実験ではUWBの電波強度が、アンテナから3cm離れると信号レベルが-60dB以下になることを実証していた(図3)。その値は携帯電話機などへの影響がでない値という。
(渡辺 二之) |
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図1 LINを使ったサイドミラーの制御
3本の線でミラーの動きを制御できる。 |
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図2 タイヤ圧力モニターシステムのデモ
圧力センサーを内蔵したTPMS用ICを利用して、タイヤの圧力を測定し、外部に無線で情報を伝達する。 |
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図3 UWBの電波スペクトルと強度
発信アンテナから3cm離したところでの電波信号強度。 |
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連絡先: |
広報室、電話03-5437-9350 |
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詳 細: |
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン(ホームページ) |
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