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RMI社、ネットワーク通信機器向けの
低価格なSoCファミリを発表
Raza Microelectronics社のSmith氏
XLSプロセッサファミリは、MIPS64アーキテクチャのプロセッサとメモリーコントローラ、ハードウエアアクセラレータ、SGMII(serial gigabit media independent interface)、PCI Expressインターフェースなどを統合したSoC(図1)。同社の「XLRプロセッサファミリ」の低価格版であり、「XLS600シリーズ」、「XLS400シリーズ」、「XLS200シリーズ」の3シリーズで構成される。XLRプロセッサファミリに対してプロセッサのコア数を削減したことで低価格化を実現した。機能強化も図られており、通信パケットの圧縮伸長に用いるハードウエアアクセラレータやPCI ExpressのインターフェースなどはXLRプロセッサファミリにはなかった機能だ。主にファイアウォールやVPN(virtual private network)などのネットワークセキュリティ機器、ATCA(advanced telecom computing archi-tecture)やAdvancedMC(advanced mezzanine card)などに対応したシステムボード、ネットワークルータ、ネットワークスイッチ、メディアゲートウエイ、無線コントローラなどの機器に向ける。パッケージはXLS600シリーズが928端子BGA、XLS400シリーズが690端子BGA、XLS200シリーズが549端子BGAである。サンプル出荷は2007年6月で、価格は数量や仕様にもよるが、最も安いもので30米ドルを予定する。
図1 XLSプロセッサファミリのブロック図
コアの数や内部メモリーの容量、外部I/Oの数は製品によって異なる。
XLSプロセッサファミリはネットワークとセキュリティ、圧縮伸長の3つのハードウエアアクセラレータを備える。これらによって通信パケットを効率的に処理することが可能である。例えば、パケットを受信した場合、ネットワークアクセラレータ内のパケットディストリビューションエンジンがパケットを判別する。そのデータが暗号化されているのであれば、セキュリティアクセラレータにパケットを転送して復号化を行う。また、パケットが圧縮されているならば圧縮伸長アクセラレータに転送して伸長処理を行う。処理が完了したら、再びパケットディストリビューションエンジンがパケットをメインメモリーまたはキャッシュメモリーに転送する。同様に通信パケットを送信する場合も、同エンジンがパケットの転送を行い、暗号化や圧縮伸張処理を施してネットワークに送信する。
このような3つのアクセラレータにより、MIPS64プロセッサに負担をかけることなく処理が行える。そのため、プロセッサはファイアウォールやQoSなどほかの処理に専念でき、高い処理性能を実現できるという。なお、セキュリティアクセラレータはDES、3DES、AES、AES-GCM、SHAやMD5などに対応する。
XLS600シリーズには「XLS 608」、XLS400シリーズには「XLS 408」と「XLS 404」、XLS200シリーズには「XLS 204」と「XLS 202」の5種類の製品ラインアップがあり、いずれも90nmのプロセス技術で製造される(表1)。RMI社のスケーラブルプロセッサソリューション部門バイスプレジデント兼ジェネラルマネジャのLance L. Smith氏は、「XLSプロセッサファミリを製品ラインアップに追加したことで、エントリレベルからミドルレベル向けに豊富な機能と高いパフォーマンスを実現する低価格なSoCを提供することが可能になった」と述べる。
このような3つのアクセラレータにより、MIPS64プロセッサに負担をかけることなく処理が行える。そのため、プロセッサはファイアウォールやQoSなどほかの処理に専念でき、高い処理性能を実現できるという。なお、セキュリティアクセラレータはDES、3DES、AES、AES-GCM、SHAやMD5などに対応する。
XLS600シリーズには「XLS 608」、XLS400シリーズには「XLS 408」と「XLS 404」、XLS200シリーズには「XLS 204」と「XLS 202」の5種類の製品ラインアップがあり、いずれも90nmのプロセス技術で製造される(表1)。RMI社のスケーラブルプロセッサソリューション部門バイスプレジデント兼ジェネラルマネジャのLance L. Smith氏は、「XLSプロセッサファミリを製品ラインアップに追加したことで、エントリレベルからミドルレベル向けに豊富な機能と高いパフォーマンスを実現する低価格なSoCを提供することが可能になった」と述べる。
なお、RMI社は2006年6月、米AMD社より携帯機器向けSoCのAlchemyプロセッサ事業部を買収している。Alchemyプロセッサは、韓国市場における携帯型メディアプレーヤ分野において、約70%のシェアを有しており、日本でも採用実績がある。
(小野 明久)
連絡先:インターニックス(代理店)
razamicro@internix.co.jp
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