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2007.6

日本からの働きかけで米国との連携強化

津田 建二

この6月19日〜20日、東京・六本木の泉ガーデンギャラリーにおいて、「第4回 マイクロプロセッサフォーラム・ジャパン」(主催:リード・ビジネス・インフォメーション)を開催します。それに先立ち、5月21日〜23日に米国カリフォルニア州サンノゼで行われた「Microprocessor Forum 2007」では、日本からの講演企業が4社と過去最多になりました。

これまでの米国のMicroprocessor Forumには、「米国発のプロセッサ技術やIP技術を発表する場」という趣がありました。少し遅れて日本版のフォーラムを開催するわけですが、米国からの発表を日本に持ってくるだけではなく、日本の企業により、日本のプレゼンスを高めるような新技術を米国でも発表してほしいと私たちは考えました。そこで日本の主要プロセッサメーカーに対して呼びかけを行った結果、米国でも発表を行ってくれる企業の数が増えたというわけです。

また、プロセッサメーカーに呼びかけるという、この「日本方式」は、米国のフォーラムチームにも良い影響を与えました。定期的な電話会議を通して米国チームにこのことを伝えたところ、米国でもプロセッサメーカーに対する呼びかけが、より積極的に行われるようになりました。その結果、米国のMicroprocessor Forumにおいても多数の応募を獲得できました。2日間で20件の発表枠に対して、50〜60件の応募が来たそうです。これまでは「Call for papers」としてウェブとメールで募集を行っていただけだったせいか、ここ数年は、応募が少なく良質の講演を集めるのが難しくなっていました。まさに日米の連携が強まった結果、日本からの講演数の増加に加え、米国の発表の質と量を高めることができたというわけです。

今回は日米とも、カーエレクトロニクス向けのプロセッサ技術/関連技術についてのセッションを設けました。日米いずれのフォーラムでも、デンソー IC技術1部 IP開発室の石原秀昭室長が「自動車エレクトロニクスの将来展望とマイクロプロセッサ技術への期待」と題して基調講演を行います。2006年度の売上高が3兆6097億円、経常利益が3221億円という巨大企業において、同氏はプロセッサ設計の第一人者となっています。今後、巨大な市場へと成長が見込まれる分野なので、これまでのフォーラム参加者からのアンケートにもカーエレクトロニクス分野への要望が数多くありました。日本版フォーラムのカーエレクトロニクスのセッションでは、基調講演に加え、5つの講演を予定しています。講演企業は、英ARM社、ルネサス テクノロジ、米Freescale Semiconductor社、インフィニオンテクノロジーズジャパン、日本IBMと、業界のビッグネームが並んでいます。カーエレクトロニクス以外にも、マルチコアシステム、低電力/高性能な設計、モバイルプロセッサの3つのセッションを用意しています。ぜひ、ご期待ください。

(津田 建二 tsuda@reedbusiness.jp

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