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pulse
2006.10
これまで捕捉できなかった異常信号も検出、
日本テクトロのリアルタイムスペアナ
図1 RSA6100Aシリーズ
 日本テクトロニクスは、1秒間に4万8000回のスペクトラム解析/表示を可能にしたリアルタイム・スペクトラムアナライザ「RSA6100Aシリーズ」(図1)を発表した。ディスプレイに表示する情報を従来に比べほぼ1000倍とすることで、従来機では観測できなかった変化の激しいRF信号や異常な現象をとらえることができる。
 新製品には測定周波数範囲が9kHz〜6.2GHzの「RSA6106A型」と9kHz〜14GHzの「RSA6114A型」の2機種がある。リアルタイム周波数帯域幅は標準で40MHz、オプションで110MHzまで対応しながら、ダイナミックレンジは73dBを確保した。これまでは帯域を広げるとノイズレベルが上がり、見たい信号がノイズに埋もれてしまうこともあったが、新製品は広帯域と高いダイナミックレンジを両立することでこうした課題を解決した。
 RSA6100Aシリーズの特徴の1つがDPX波形イメージプロセッサを搭載したこと。DPXは3次元のリアルタイム波形情報の抽出と管理を行う技術である。これにより突発的な信号などのスペクトラム解析も高い確率で可能になった。同プロセッサはデジタルフォスファと呼ぶ3次元データベースに蓄積したデータを1/30秒ごとに表示系に転送するが、データ転送時も波形データの取り込みを同時に行うため、データの欠落が起こらない。
 従来はスペクトラム解析をソフトウエア的に処理していたため、解析処理の回数は1秒当たり50回程度にとどまっていた。RSA6100AシリーズではDPX波形イメージプロセッサという専用ハードウエアを使って処理することにより、解析処理の回数は1秒当たり4万8000回と大幅に増えた。これによって最小24μsのトランジェントRF信号までスペクトラム解析ができる、という。
図2 RSA6100Aシリーズ(右)と競合製品を使った測定例
 同社は同一条件で新製品と競合製品の測定例を示した(図2)。2つのレベルのBluetooth信号とワイヤレスLANの信号を測定した。右側のRSA6100Aシリーズの結果では中央にワイヤレスLANのアクセスポイントの信号(矢印A)とパソコンのワイヤレスカードの信号(矢印B)が見てとれる。Bluetooth信号も2つのレベルが観測できる。
 価格はリアルタイム周波数帯域幅が40MHzのRSA6106A型が895万6500円から、RSA6114型は972万3000円から。リアルタイム周波数帯域幅を110MHzとするオプションは118万円。
(馬本 隆綱)
連絡先:お客様コールセンター、03-6714-3010

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