雑誌無償購読申込み 最新号 バックナンバー 広告資料請求 EDN Japanについて お問合せ
雑誌無償購読申し込み
メールニュースレター登録
登録内容変更
アナログ IC/ディスクリート
電源/電池/コントローラー
PLD / メモリー
組み込みシステム
コンピュータ&ボード
EDA/IP/CAE/ソフトウェア
電子部品
計測器
ディスプレイ
デジタル家電
通信・ネットワーク
カーエレクトロニクス/産業機器
EDN Japan 記事検索
検索方法の詳細
雑誌無償購読申込み ニュースレター登録 この記事に対する感想/ご意見
DESIGINIDEAS
2006.10
マイコンのI/Oポート1個でバーグラフを制御
R Jayapal 印Bharat Heavy Electricals社
 デジタルで数値表示を行う計器類に、アナログ形式の補助ディスプレイが付属しているケースがある。例えば、フルスケールに対する測定値の割合をLEDによって表示するといったものだ。このような表示は、バーグラフと呼ばれる。バーグラフには、状況を直感的に理解しやすいというメリットがある。しかし、通常のマイクロコントローラを用いた設計では、例えば8セグメントのLEDによってバーグラフ表示を行うとすると、少なくとも8個のI/Oポートが必要となってしまう。この点がネックになる場合、代替手段として、PWM出力機能を備えたマイクロコントローラを使用する手がある。例えば、米National Semiconductor社のバーグラフディスプレイドライバ「LM3914」(または同等品)をPWM出力で制御すれば、必要なI/Oポートの数を最小限に抑えることができる。その場合、LM3914に供給するPWM信号のパルス幅を制御するようにマイクロコントローラをプログラミングすることになる。ただし、この方法では、使用可能なマイクロコントローラの種類が制限されてしまう。
 上記2つのアプローチの欠点を回避する方法として、本稿では図1に示す回路を紹介したい。この回路であれば、8セグメントのバーグラフを1個のI/Oポートで駆動することができる。しかも、PWM出力を使用しないため、どのようなマイクロコントローラでも利用可能だ。この方法は、端子数の少ないマイクロコントローラを使用するためポート数を節約したい場合や、バーグラフ表示のために子基板を追加するといった改修を行う場合などに適している。
図1 バーグラフを制御する回路
マイクロコントローラの1個の出力ポートによって、複数のセグメントで構成されたバーグラフの表示が可能になる。

図2 図1の回路のタイミングチャート
マイクロコントローラからの出力パルス列の第1パルスの期間に、NANDゲートの出力がシフトレジスタをクリアし、全表示セグメントを発光させる。
 この回路では、バーグラフの表示を更新するために、マイクロコントローラの出力ポートから図2のタイムチャートのようにパルス列を出力する。第1パルスの幅T1は、単安定マルチバイブレータIC1(74123または同等品)が生成するパルスの幅T2より長くする。そして、これら両パルスをNANDゲートIC3(7400または同等品)に入力する。このNANDゲートはIC1と組み合わせることで、幅の長いパルスの検出器として働く。C1とR1については、IC1のデータシートに記載された式を用い、パルス幅T2が約1.5msになるように値を決める。T1とT3の典型的な値はそれぞれ3ms、1msとなる。
 IC2は、シリアル入力‐パラレル出力、8ビットのシフトレジスタである。NANDゲートの両入力がハイの期間、同ゲートの出力がローになることで、IC2はクリアされる。その結果、IC2の全出力がローになり、バーグラフの全セグメント(すべてのLED)が発光する。
 バーグラフのうち、N個のセグメントだけを発光させるには、マイクロコントローラ出力から幅がT3のパルスを(8−N)個だけ順次送出する。これらのパルスは、T2より短いサイクルで出力されるように設計する。そうすれば、NANDゲートの出力はハイのままとなり、シフトレジスタはクリアされない。マイクロコントローラからの出力パルスのそれぞれの立ち上がりエッジに対応して、IC2の出力がQA、QB、QCの順にハイに変化する。
 シフトレジスタIC2のQA端子は、バーグラフの最上位セグメントに接続されている。つまり第1パルスによって最上位セグメントがオフになる。(8−N)個のパルスの場合、最上位セグメントから始まって、(8−N)個のセグメントがオフになり、最下位セグメントからN個のセグメントが発光している状態で保持される。このようなロジックであるため、シフトレジスタのシンク電流8mAに対し、ソース電流が0.4mAという特性を有効に活用でき、出力バッファを付加しなくても高輝度でのバーグラフ表示が可能になる。なお、図2は8セグメントの内の5セグメントを発光させる場合のタイムチャートである。
 マイクロコントローラのI/Oポート(出力ポート)をもう1つ利用できる場合、単安定マルチバイブレータIC1とNANDゲートIC3は不要である。その出力ポートからローを出力してシフトレジスタをクリアすることにより、バーグラフの表示を更新できる。
 また、表示分解能を向上させるには、シフトレジスタをカスケードに接続してセグメント数を増やせばよい。M個のセグメントの内のN個のセグメントを発光させる場合、(M−N)個のパルスをシフトレジスタのクロック入力に与えることになる。

Advertisement
「design ideas」への寄稿のお願い
「design ideas」は米EDNの「名物コラム」です。このコラムは、電子機器設計や電子回路設計などの現場で働く技術者の皆さまからのご寄稿により成り立っています。そこで、「EDN Japan」でも半導体メーカーや電子機器メーカーの電子技術者のほか、大学などの研究者、コンサルタント業務に携わる技術者などの皆さまからのご寄稿を募集します。
【記事内容】
電気/電子回路の新たな提案とその説明。
半導体製品に搭載した新たな回路の紹介。
半導体/電子部品の面白い使い方。
半導体/電子回路の性能を引き出す、あるいは部品の弱点を補う回路の提案。
などです。上記以外のテーマについては、別途ご相談ください。
【原稿の長さ】
1〜2ページ。文字数は1000〜1500、図版は1〜2点です。
【原稿料】
採用原稿に対して、400字当たり3000円(税込み)。
【注意点など】
未発表のものに限定します。
ご寄稿いただいた原稿は、EDN Japanで選考して、採用/不採用を決めさせていただきます。ご寄稿いただいた原稿は、お返しできません。
ご寄稿いただいた原稿に対して、加筆、改筆をお願いする場合がございます。
掲載した原稿の版権はEDN Japanに帰属します。
design ideasへのご寄稿に関するご質問、ご要望などは、
EDN Japan編集部、 住所: 〒107-0051東京都港区元赤坂1-7-17 テラサワビル4F
電話: 03-3402-0076、FAX:03-3402-0209
e-mail:ednjreader@reedbusiness.jp

雑誌無償購読申込み ニュースレター登録 この記事に対する感想/ご意見
Reed Electronics Group
Electronic BUSINESS Japan | Design News Japan | Semiconductor INTERNATIONAL | DETAIL JAPAN
EDN Japanについて | 広告掲載について | サイトマップ | お問合せ
 Copyright (C) 2000-2007 Reed Business Information Japan K.K. 
個人情報に関する方針 | 著作権・リンクについて | 会社情報