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2006.7
11インチ型、4096色表示のカラー電子ペーパー
図1 11インチ型カラー電子ペーパー試作品
 富士通は、11インチ型のカラー電子ペーパーを開発し「富士通フォーラム2006」で発表した。2005年の富士通フォーラムで発表した電子ペーパーは、画面サイズが3.8インチ型で、512色表示であったが、今回開発したものは4096色とカラー表示を約8倍に増やし、色の表現力を強化した。また画像の更新速度は約3倍に向上した。11インチ型品のほかに、7.8インチ型品、3.8インチ型品も試作する。応用例として、百貨店やスーパーにおける値札表示や広告のほか、携帯電話機などの小画面の機器を挙げる。画面が小さくて見づらい場合に、無線通信で電子ペーパーにデータを送り、拡大表示するといった使い方を想定する。
 同社のカラー電子ペーパーは、メモリー性を持つコレステリック液晶を使用している。描画した状態で液晶の粒子を物理的に安定させることができるため、電源を切っても半永久的に静止画を保持できるという特徴がある。書き換えに必要なパネル駆動電力は、バックライト型液晶と比べて1/100以下と低い。このため、「Suica(スイカ)」と呼ぶ非接触ICカードなどにおいて、微弱電波を用いた無線による書き換えが可能である。現在、実証実験などを行いながら2008年ごろの量産を目指して評価中である。
(伊藤 達哉)


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