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designideas
2004年8月号
シュミット・トリガーICで正負振幅の発振を得る

シャム・サンダー・ティワリ インドのセンサーズ・テクノロジー社
Shyam Sunder Tiwari Sensors Technology Private Ltd
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 パルス信号を出力する発振器は、接地電位に対してTTLまたはCMOSレベルを出力するものが多い。接地電位を中心として、正電位と負電位の両方が同じ振幅になるパルスを生成するのは難しい。
 図1は、0Vを中心とした±2.8Vのパルス信号を簡単に作り出せる発振器である。使用する部品はわずか3点で済む。CMOSのシュミット・トリガー*・インバーターIC(74HC14)と抵抗(R1)、コンデンサー(C1)がそれぞれ1個ずつである。
 3Vと−3Vの電源電圧は1.5Vのアルカリ乾電池を4個使って用意する。つまり4個の乾電池を直列に接続し、その中点の電位を接地電位とすればよい。発振周期はR1とC1からなる時定数によって決定する。
 この発振器の出力パルス波形は、接地電位を中心に正負の振幅が等しくなる。このため、圧電ブザーや圧電スピーカーに直接接続して駆動できる。パルス信号の直流成分を取り除くためのDC(直流)ブロックを挿入する必要がない。この発振器は±1〜±3Vの電源電圧で良好に動作し、ほぼ電源電圧いっぱいの出力振幅を得られる。

用語解説 / 会社情報
【シュミット・トリガー】
Schmitt trigger
入力信号の論理値の高/低を判断するしきい値を2つ備えたデジタル信号入力回路。入力信号が低レベルから高レベルに遷移したと判断するしきい値(上側しきい値)と、高レベルから低レベルに遷移したと判断するしきい値(下側しきい値)がある。単安定マルチバイブレーターなどでよく用いられる。
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