| ● |
電源は「ローテク」である。 |
| ● |
例外を除き、電気技術者であれば電源は設計できる。特別な知識や経験は必要ない。 |
| ● |
電源は技術の後進分野である。ほかのエレクトロニクス分野に比べて、その変化はカタツムリの歩みのように遅い。 |
| ● |
構成部品を購入して電源を組み立てることをやめ、電源モジュールを購入して製品に組み込もうとすると大金を失う。この原因は恐らく、電源モジュール・メーカーの策略によるものだ。 |
| ● |
半導体メーカーが提供するリファレンス設計は、同等の電源モジュールよりもはるかに安価である。しかも半導体メーカーは厄介な仕事をすべて肩代わりしてくれる。このため開発コストも少なくて済む。 |
事実は異なる。電源設計が取るに足らない仕事であることはまれだ。多くの場合は、高度な専門技術が求められる。しかも必要とする専門技術は、エレクトロニクスや電力、熱、機械、製造など多岐にわたる。経験豊かな電源技術者であれば、電源には非常に複雑なトレードオフが存在しており、それが信頼性とコストに重大な影響を与えることを理解している。このため半導体メーカーが提供する電源用リファレンス設計を製品に組み込む場合でも、電源設計の経験者にこの仕事を任せるべきである。加えて、電子システムの配電設計の経験があれば、電源モジュールを購入する際の大きな力となるだろう。